当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
メーターに点検の案内が出て、『ベンツのオイル交換って、どこで、いくらでやればいいんだろう』と迷っている方もいますよね。
結論から言うと、Aクラスのオイル交換は、メーターに出るメンテナンス表示に合わせて行うのが基本です。新車から3年間はメルセデス・ケアで無償なので、まずは正規販売店に任せておけば大丈夫です。
この記事では、交換の時期、オイルの量と確かめ方、規格の選び方、リセットの注意点まで順番に見ていきます。
ベンツAクラスのオイル交換の時期はいつ?
オイル交換の時期は、メーターに出る「メンテナンスA・B」の案内が目安です。走った距離と前回からの日数で計算されるので、あまり乗らない方にも1年ほどで案内が来ます。
国産車だと「5,000kmごと」のように、自分で距離を決めて交換している方も多いですよね。
Aクラスは、車が走った距離や日数から次の点検の時期を計算して、メーターに知らせてくれます。オイル交換は、主にこの点検の中で行われるんです。
年数で変わる費用の負担
オイル交換の費用を誰が払うかは、新車からの年数で変わります。
| 新車からの年数 | オイル交換の費用 | 根拠(公式) |
|---|---|---|
| 1〜3年目 | 無償 | メルセデス・ケア(3年・走行距離無制限) |
| 4〜5年目 | メンテナンスプラスに入っていれば無償 | メンテナンスプラス(A 180は154,000円) |
| 6年目以降 | 自分で負担 | 延長は5年目まで |
メルセデス・ケアでは、点検整備の作業工賃と交換部品が無償です。オイルとオイルフィルターの交換も、定期メンテナンスの中に入っています(公式)。
メンテナンスプラスは、新車登録から59か月後の応当日の前日か、総走行距離75,000kmのどちらか早いほうで終わります(公式注記)。延長の中身はAクラスの新車保証とメンテナンスプラスで見ています。
距離が少なくても1年ほどで替える理由
『年に3,000kmしか乗らないのに、もう交換?』と思う方もいるかもしれません。
オイルは、走らなくても空気や湿気で少しずつ劣化します。短い距離の運転ばかりだと、エンジンが温まりきらず、オイルに水分や汚れがたまりやすいことも。
だから、距離が少ない方でも、案内が来たら替えておくのがエンジンのためなんです。メンテナンス表示の意味はメンテナンスA・Bとはで詳しく見ています。
Aクラスのオイルの量はどれくらい?
『オイルは何リットル入るの?』というのも、よく気になるところですよね。
実は、Aクラスのオイルの量は、モデルによってエンジンがまったく違うので、1つの数字では言えません。現行の4モデルのエンジンを並べてみます。
| モデル(MP202701) | エンジン型式 | 総排気量 | 燃料 |
|---|---|---|---|
| A 180 Urban Stars | M282 | 1,331cc | ハイオク |
| A 200 d Urban Stars | OM654q | 1,949cc | 軽油 |
| Mercedes-AMG A 35 4MATIC | M260 | 1,991cc | ハイオク |
| Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ | M139 | 1,991cc | ハイオク |
数値はメルセデス・ベンツ公式のData Information(MP202701)の値です。
A 180はガソリン、A 200 dはディーゼルで、AMGの2モデルはそれぞれ別のエンジンです。エンジンが違えば、入るオイルの量も、使うオイルの規格も違ってきます。
量を確かめる場所
オイルの量は、オイルフィルターを一緒に替えるかどうかでも少し変わります。正しい量を知りたい時は、次のどれかで確かめてみてください。
- 車に積んである取扱説明書の「サービス製品と容量」などの項目
- 前回の点検の明細書(入れたオイルの量が書かれていることが多い)
- メルセデス・ベンツ正規販売店のサービス窓口
明細書を見ると、前回どのオイルを何L入れたかが分かります。次にお店を選ぶ時の参考になるので、捨てずに取っておきましょう。
正規販売店で点検を受けている方は、整備の記録が販売店側にも残っています。明細書をなくしてしまった時は、サービス窓口で前回の内容を聞いてみると教えてもらえることが多いです。
旧型はエンジンがさらに違う
中古のAクラスに乗っている方は、年式でエンジンが違う点にも気をつけたいところです。
例えばA 180は、2023年11月頃のモデルから型式が「5AA-177084」に変わり、電動機が付きました(公式諸元・goo-net)。W176以前のAクラスは、さらに別のエンジンです。
同じ「A 180」という名前でも、年式でオイルの量や規格が違うことがあるので、車検証の型式を伝えてお店に聞くのが確実です。
オイルの量の確認方法は?
『オイルの量を自分で見たいけど、ボンネットのどこを見ればいいの?』と迷う方もいますよね。
最近のメルセデス・ベンツは、エンジンにオイルの量を測る棒(レベルゲージ)が付いておらず、メーターの画面で量を確かめる方式の車が多いです。Aクラスも、年式によってはこの方式です。
メーターで確かめる流れ
- 平らな場所に車を止める
- エンジンが温まった状態で止め、少し時間をおく
- ハンドルのボタンでメーターのメニューを開く
- 「メンテナンス」などの中にある「エンジンオイル量」の項目を選ぶ
- 表示に従って、量が足りているかを確かめる
測る時の条件が合っていないと、正しい量が出ないことがあります。坂道に止めている時や、エンジンをかけてすぐの時は、うまく測れないことも。
メニューの場所や名前は年式で変わるので、取扱説明書の「エンジンオイル」の項目でも確かめてみてください。
足りない時は入れすぎに注意
オイルが少ないと表示された時は、足す前に、どのくらい足りないのかを確かめましょう。
オイルは多ければいいわけではありません。入れすぎると、エンジンの中でオイルが泡立ったり、排気の部品に負担がかかったりすることがあります。足す量に自信がない時は、正規販売店や整備工場に頼むのが安心です。
短い間に何度も「オイルが少ない」と表示される時は、オイルが漏れていたり、減りやすくなっていたりする可能性もあります。早めに点検を受けてみてください。
ほかの警告の意味はAクラスの警告灯・警告音の意味と対処でまとめています。
中古で買ったら最初の1回は早めに
中古のAクラスを買った方は、前のオーナーがいつオイルを替えたかが分からないこともありますよね。
整備記録簿に交換の日付と距離が書かれていれば、それが手がかりになります。記録が見当たらない時は、納車のあと早めに1回替えておくと、次からの時期が分かりやすくなります。
販売店によっては、納車前の整備でオイル交換をしてくれることもあります。契約の前に「納車前にオイルとフィルターは替えてもらえますか?」と聞いてみてください。
オイルの選び方とオイルエレメント交換
メルセデス・ベンツ承認のオイルを選ぶ
オイル交換で一番大事なのが、メルセデス・ベンツが認めた規格のオイルを使うことです。
承認されたオイルの缶には、「MB-Approval 229.」のように、229で始まる番号が書かれていることが多いです。どの番号が合うかは、エンジンによって違います。
| 確かめること | 理由 |
|---|---|
| メルセデス・ベンツの承認の番号 | エンジンに合わないオイルを避けるため |
| 粘度(0W-20、5W-30など) | エンジンごとに指定がある |
| ガソリン用かディーゼル用か | A 200 dは排ガスをきれいにする装置との相性がある |
ディーゼルのA 200 dは、排ガスをきれいにする装置が付いているので、それに合った規格のオイルが必要です。ガソリン車と同じオイルでいい、とは限らないんです。
カー用品店で頼む時は、「メルセデス・ベンツの承認オイルで」と伝え、車検証の型式を見せると話が早いですよ。
燃料の種類の話はAクラスはハイオク?レギュラーを入れたらどうなるかで見ています。
オイルエレメントは毎回替える?
オイルエレメント(オイルフィルター)は、オイルの汚れをこし取る部品です。
メルセデス・ベンツの定期メンテナンスでは、オイル交換と一緒にオイルフィルターも交換するのが一般的です。メンテナンスAの基本の項目にも、オイルとフィルターの交換が入っています。
『フィルターは2回に1回でいいって聞いたけど?』という声もありますよね。
国産車ではそういう考え方もありますが、Aクラスは点検のたびにまとめて替えておくほうが安心です。フィルター代はオイル交換全体から見ると大きくないので、ケチらないのがおすすめです。
自分でオイル交換はできる?
DIYでオイル交換をしたい方もいるはずです。
ただ、Aクラスはエンジンの下にカバーが付いていて、作業には車を持ち上げる道具が必要です。使い終わったオイルの処分もしなければいけません。
保証期間の中は、メルセデス・ケアやメンテナンスプラスで無償になるので、自分でやるメリットはほとんどありません。保証が切れたあとも、承認オイルの用意や表示のリセットを考えると、お店に頼むほうが手間は少ないです。
AMG A 35・A 45 Sのオイル交換
AMGの2モデルは、A 180やA 200 dとは別の高出力のエンジンです。AMG A 45 Sは421PS、AMG A 35は306PSあります(公式MP202701)。
『AMGは、もっと頻繁に替えたほうがいいの?』と気になる方もいますよね。
交換の時期は、AMGでもメーターの案内が基本です。ただ、サーキットを走ったり、エンジンを高い回転まで回す乗り方が多かったりする方は、案内より早めに替えることを販売店に相談してみてください。
AMGの維持費全体の話はメルセデスAMG A35・A45の違いで見ています。
交換を先延ばしにするとどうなる?
忙しくて点検の予約が取れず、メーターに「超過」の表示が出たまま、という方もいるかもしれません。
すぐに走れなくなるわけではありませんが、古いオイルのまま走り続けると、エンジンの中に汚れがたまりやすくなります。ターボの付いたエンジンは、オイルの状態の影響を受けやすいところもあるんです。
数週間の遅れなら大きな心配はいりませんが、何か月も放っておくのはやめておきましょう。
オイル交換の費用とリセットの注意点
どこで替える?費用の違い
保証が切れたあとのオイル交換は、どこで頼むかで費用が変わります。
| 頼む場所 | 良いところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| メルセデス・ベンツ正規販売店 | 承認オイルと純正フィルター。表示のリセットまでやってくれる | 費用は高めになりやすい |
| 輸入車に強い整備工場 | 承認オイルを選べて、費用を抑えやすい | 診断機があるか、リセットできるかを聞く |
| カー用品店・ガソリンスタンド | 予約なしで頼めることもあり手軽 | 承認オイルの在庫と、フィルターの取り寄せを確かめる |
費用は、オイルの量と銘柄、フィルターの値段、工賃で決まります。お店や時期で大きく変わるので、事前に見積もりを聞いておきましょう。
一緒に見てもらうと安心なところ
オイル交換でお店に行ったら、ほかのところも一緒に見てもらうと効率がいいですよ。
- ブレーキパッドの残り
- タイヤの溝と空気圧
- ワイパーゴムの状態
- ウォッシャー液の量
- A 200 dはAdBlueの残り
例えば、ワイパーゴムやエアコンフィルターは、自分でも替えられる部品です。手順はAクラスのエアコンフィルター・ワイパー交換の手順で見ています。
オイル交換のあとのリセット
オイルを替えたら、メーターのメンテナンス表示をリセットする必要があります。
正規販売店や、診断機のある整備工場なら、作業のあとにリセットしてくれます。カー用品店などで替えた時は、リセットまでしてくれるかを先に確かめておくと安心です。
例えばこんなふうに聞いてみてください。
「オイル交換のあと、メンテナンスの表示もリセットしてもらえますか?」
「はい、診断機があるので対応できます」
オイルを替えていないのに表示だけをリセットすると、次の交換の時期がずれてしまいます。リセットは、作業が終わってから行いましょう。手順の考え方はメンテナンスA・Bとはで見ています。

オイル交換で燃費は変わる?
『オイルを替えたら燃費が良くなる?』という疑問もよく聞きますよね。
古くなったオイルは、エンジンの中の動きを少しずつ重くします。指定の粘度の新しいオイルに替えると、エンジン本来の調子に戻りやすくなります。
ただ、燃費が目に見えて変わるかは乗り方しだいです。オイル交換は、燃費のためというより、エンジンを長く元気に保つための作業だと考えておくのがいいですよ!
オイル交換も維持費の一部
オイル交換は、保証が切れたあとに毎年かかる費用です。年数がたつほど、ほかの部品の交換も重なってきます。
年間の維持費の合計はベンツAクラスの維持費は年間いくら?で計算しています。これから買う方は、メンテナンスプラスまで含めた総額を考えておくと安心です。購入時の交渉の順番はAクラスの値引き相場と交渉の順番で見ています。

よくある質問
ベンツAクラスのオイル交換の時期はいつですか?
メーターに出るメンテナンスA・Bの案内が目安です。走った距離と日数で計算されるので、あまり乗らない方にも1年ほどで案内が来ます。
A 180のエンジンオイルの量は何Lですか?
エンジンの型式やフィルター交換の有無で変わるので、取扱説明書か前回の点検の明細書で確かめるのが確実です。分からない時は、車検証の型式を伝えて正規販売店に聞いてみてください。
オイルの量はどうやって確認しますか?
レベルゲージが無い年式では、平らな場所でエンジンが温まった状態から少しおき、メーターのメニューのエンジンオイル量の項目で確かめます。メニュー名は年式で違います。
A 200 dはガソリン車と同じオイルでいいですか?
ディーゼルのA 200 dは、排ガスをきれいにする装置に合った規格のオイルが必要です。メルセデス・ベンツ承認の番号を確かめて選んでください。
オイル交換のあとのリセットは自分でできますか?
年式によってはメニューからできますが、手順は取扱説明書で確かめるのが確実です。作業が終わってからリセットし、表示だけを先に消さないようにしましょう。
まとめ
- オイル交換の時期は、メーターのメンテナンスA・Bの案内が目安
- 1〜3年目はメルセデス・ケアで無償。4・5年目はメンテナンスプラスで無償にできる
- オイルの量と規格はエンジンで違う。取扱説明書か明細書で確かめる
- オイルはメルセデス・ベンツ承認の規格を選び、フィルターも一緒に替える
- リセットは作業のあとに。お店がリセットまで対応できるかを先に聞く





コメント