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ベンツAクラスのメーターに、ある日「メンテナンスB」と表示が出て、『これって故障?何をすればいいの?』と戸惑った方も多いはずです。
結論から言うと、メンテナンスA・Bは故障の警告ではなく、定期点検の時期を知らせる案内です。表示が出たら、販売店か整備工場に点検の予約を入れれば大丈夫です。
この記事では、AとBの違い、費用の目安、表示のリセットで気をつけたいことを順番に見ていきます。
メンテナンスA・Bの表示は何を知らせている?
メンテナンスA・Bは、メルセデス・ベンツの車がメーターで知らせてくれる「次の定期点検の案内」です。Aは基本の点検、Bはそれより点検する項目が多い点検、と覚えておけばOKです。
国産車だと、オイル交換の時期はステッカーや自分のメモで管理することが多いですよね。
メルセデス・ベンツの車は、走った距離や日数、エンジンの使われ方をもとに、次の点検の時期を車が計算してメーターに出してくれます。
表示はだいたい次のような流れで出ます。
| 表示の段階 | 表示のイメージ | やること |
|---|---|---|
| 時期が近い | 「メンテナンスB 残り20日」など | 点検の予約を入れる |
| 時期になった | 「メンテナンスB 時期です」 | 早めに入庫する |
| 時期を過ぎた | 「メンテナンスB 5日超過」など | できるだけ早く入庫する |
細かい言い回しは、年式やメーターの表示設定で変わります。
『超過って出たら、すぐ止まっちゃうの?』と心配になるかもしれません。
実は、超過の表示が出ても、すぐに走れなくなるわけではありません。ただ、オイルや部品の交換が遅れている状態なので、先延ばしにせず入庫しましょう。
赤や黄色の警告灯とは別物
メンテナンスの表示は、エンジンの警告灯やブレーキの警告灯とは別です。
点検の案内は文字で出ることが多く、故障の警告は記号のランプで出ることが多いです。
もし文字の案内と一緒に、黄色や赤のランプが点いていたら、それは別の理由があるサインです。ランプの意味はAクラスの警告灯・警告音の意味と対処で確かめてみてください。
メンテナンスAとBの違い
一般に、メンテナンスAとBは交互にやってくると言われます。最初がA、その次がB、そのまたつぎがA、という順番です。
点検の間隔は、走り方や年式で変わりますが、1年ごとくらいに案内が出ることが多いです。
- エンジンオイルとオイルフィルターの交換
- 各部の目で見る点検
- 液量の確認と補充
- メンテナンスAの内容
- エアコンのフィルターなど交換する部品が増える
- 点検する項目が増えるぶん、費用と時間がかかりやすい
上の内容は一般的な例です。実際の作業項目は、モデル・年式・走った距離で変わります。
『じゃあBのほうが大事ってこと?』と思いますよね。
どちらも大事です。Aでやるオイル交換は、エンジンを長持ちさせる基本中の基本なんです。
ブレーキ液やスパークプラグは年数・距離で別に来る
点検の案内とは別に、ブレーキ液やスパークプラグ、エアクリーナーなどは、決まった年数や距離で交換を勧められることがあります。
例えば「メンテナンスBのついでにブレーキ液も」という形で、見積もりに項目が足されることも。
見積もりを見て分からない項目があれば、『これは今回やらないといけないもの?次回でもいいもの?』と聞いてみてください。整備士さんが優先度を教えてくれます。
点検にかかる時間はどれくらい?
『点検って、預けて1日がかり?』と気になる方もいますよね。
メンテナンスAのような基本の点検なら、数時間で終わることが多いです。項目の多いメンテナンスBや、部品の交換が重なった時は、1日預けることもあります。
例えば、販売店で予約する時に「待っている間に終わりますか?」と聞いておくと、その日の予定が立てやすくなります。
代車が必要な方は、予約の時に一緒にお願いしておきましょう。代車の数には限りがあるので、早めの予約が安心です。
走る距離が少なくても案内は来る
『あまり乗っていないのに、もう点検?』と思う方もいるはずです。
メンテナンスの案内は、走った距離だけでなく、前の点検からの日数でも計算されます。
オイルは使わなくても少しずつ劣化するので、週末しか乗らない方にも、1年ほどで案内が来るんです。距離が少ないからといって、点検を何年も飛ばさないようにしましょう。

メンテナンスA・Bの費用はいくら?
ここが一番気になるところですよね。
まず大事なのは、新車から3年間は「メルセデス・ケア」で点検整備の作業工賃と交換部品が無償だということです(公式)。
つまり、新車で買った方は、最初の3年のメンテナンスA・Bにはお金がかかりません。
4年目以降はメンテナンスプラスを使うか、都度払いか
4年目以降の選び方は2つあります。
1つは、新車の時に有償の「メンテナンスプラス」に入っておく方法です。4・5年目のメンテナンスがカバーされます。
| モデル | メンテナンスプラス(4・5年目) | 1年あたりにならすと |
|---|---|---|
| A 180 Urban Stars | 154,000円 | 約77,000円 |
| A 200 d Urban Stars | 187,000円 | 約93,500円 |
| AMG A 35 4MATIC | 154,000円 | 約77,000円 |
| AMG A 45 S 4MATIC+ | 198,000円 | 約99,000円 |
価格はメルセデス・ベンツ公式のData Information(MP202701)に載っている新車時の適用価格(税込)です。
メンテナンスプラスは、新車登録から59か月後の応当日の前日か、総走行距離75,000kmに達した時の、早いほうで終わります。
もう1つは、点検のたびにその都度払う方法です。
都度払いの金額は、販売店や整備工場、交換する部品で大きく変わります。一般には、メンテナンスAで数万円、項目の多いメンテナンスBはその倍くらいになることが多い、と言われる程度に考えておきましょう。
都度払いの時は、点検の前に見積もりをもらっておくのが安心です。正規販売店と、輸入車に慣れた整備工場では金額が違うこともあるので、比べてみる価値はあります。
中古で買った方は保証の状況を確認
中古でAクラスを買った方は、前のオーナーがメンテナンスプラスに入っていたかどうかで状況が変わります。
整備記録簿(メンテナンスノート)を見ると、いつ、どの点検を受けたかが分かります。購入時に記録簿が付いているか確かめておきましょう。
延長保証の中身や入れる期限はAクラスの新車保証とメンテナンスプラスで詳しく見ています。
メンテナンスのリセット方法は?
『自分でオイル交換したから、表示を消したい』という方もいるはずです。
結論から言うと、メンテナンス表示のリセットは、点検や作業を終えた整備工場が行うのが基本です。正規販売店で点検を受ければ、作業のあとで表示もリセットしてくれます。
自分でリセットする場合
A 180などのAクラスでは、メーターやメディアディスプレイの設定から、メンテナンスの表示を確かめられます。
自分でリセットする方法は、年式やソフトのバージョンでメニューの場所や名前が変わります。手順は取扱説明書の「メンテナンス」の項目に載っているので、そちらで確かめるのが確実です。
- 点検やオイル交換の作業が本当に終わっているか確かめる
- 交換した内容と日付、走行距離を記録しておく
- 取扱説明書でリセット手順を確かめる
- 迷ったら販売店に電話で聞く
整備工場で点検した時のリセットは?
正規販売店ではなく、輸入車に慣れた整備工場で点検を受ける方もいますよね。
多くの整備工場は、メルセデス・ベンツに対応した診断機を使って、点検のあとに表示をリセットしてくれます。
ただ、お店によっては対応していないこともあるので、予約の時に「メンテナンス表示のリセットもお願いできますか?」と聞いておくと安心です。
記録簿への記入も一緒にお願いしておくと、次に売る時にも点検の履歴を見せやすくなりますよ。
やってはいけないのは「表示を消すだけ」
ここが大事なところです。
点検をしないまま表示だけをリセットすると、次の点検の時期の計算がずれてしまいます。
すると、本当はオイル交換が必要な時期なのに、メーターは何も言わない状態になります。エンジンにとって良いことはありません。
さらに、点検の記録が整備記録簿に残らないので、メルセデス・ケアなどの保証の場面や、売る時の査定で不利になることも。
『表示がうるさいから消しておこう』は、結局は損につながりやすいんです。
もし間違えてリセットしてしまった時は、慌てなくて大丈夫です。次に販売店へ行った時に事情を伝えれば、点検の時期を見直してもらえます。
表示が出たらまずやること
いざメンテナンスの表示が出た時の流れを、まとめておきます。
- メーターの表示が「A」か「B」かを確認する
- 残り日数か、超過日数かを見る
- 黄色や赤の警告灯が同時に点いていないか見る
- 正規販売店か整備工場に点検の予約を入れる
- メルセデス・ケアやメンテナンスプラスの期間内か確かめる
例えば、販売店に電話する時は「Aクラスで、メーターにメンテナンスBの表示が出ています」と伝えるだけで話が通ります。
「年式と走行距離も教えてください」と聞かれることが多いので、車検証とメーターの距離を手元に用意しておくとスムーズですよ。
点検の時期を先延ばしにするとどうなる?
『忙しいから、来月でいいかな…』という気持ち、よく分かります。
数日から数週間遅れたくらいで、すぐに大きな故障につながることは少ないです。
ただ、オイルは使っているうちに少しずつ劣化していきます。遅れが何か月にもなると、エンジンの中の汚れがたまりやすくなります。
結果として燃費が落ちたり、エンジンの調子が悪くなったりすることも。燃費の変化が気になる方はAクラスの実燃費はどれくらい?もあわせて見てみてください。
オイル交換だけ先にやってもいい?
メンテナンスAの中心はオイル交換です。
ガソリンスタンドやカー用品店でオイル交換だけ済ませる、という方もいますよね。
その場合に気をつけたいのは、メルセデス・ベンツが認めた規格のオイルを使うことです。Aクラスはエンジンのモデルによって合うオイルが違うので、作業してもらうお店に車種とエンジンを伝えておきましょう。
ちなみに、A 180はガソリン、A 200 dはディーゼルで、オイルの規格も違うことがあります。燃料の種類についても、Aクラスはハイオク?レギュラーを入れたらどうなるかで確かめておくと安心です。
オイルの量や交換の目安はAクラスのオイル交換の時期・量で詳しく見ています。
メルセデス・ケアの3年間は、点検整備の工賃と部品が無償です。この期間は、正規販売店で点検を受けたほうが費用がかからず、記録もきちんと残ります。
維持費の中でメンテナンス費はどれくらい?
年間の維持費で見ると、メンテナンス費は「最初の3年はほぼゼロ、4年目から増える」費用です。
例えば、A 180でメンテナンスプラスを1年あたりにならすと約77,000円です。これに自動車税の年30,500円や任意保険、燃料代、タイヤ代などが加わります。
車検とメンテナンスは別もの?
『車検を受けたら、メンテナンスの表示も消えるの?』という疑問もよく聞きます。
車検は国が決めた基準に合っているかを確かめる検査で、メンテナンスA・Bはメーカーが勧める点検です。目的が違うので、車検を通しただけではメンテナンスの表示が消えないこともあります。
例えば、新車から3年目の車検と、メンテナンスの案内の時期が近い時は、販売店で一緒にお願いすると入庫が1回で済みます。見積もりの時に「メンテナンスの表示も出ています」と伝えておきましょう。
4年目以降の出費が気になる方は、購入時にメンテナンスプラスまで含めた総額で比べておくと安心ですよ。
年間でいくらかかるかの全体像はベンツAクラスの維持費は年間いくら?で計算しています。購入前に総額を考えたい方は、Aクラスの値引き相場と交渉の順番も参考にしてみてください。

よくある質問
ベンツAクラスのメンテナンスBとは何ですか?
次の定期点検の時期を知らせる表示です。Aは基本の点検、Bは点検や交換の項目が多い点検で、一般にAとBが交互にやってきます。
メンテナンスの表示が出ても走って大丈夫ですか?
すぐに走れなくなるものではありません。ただ、オイルなどの交換時期が来ているサインなので、早めに点検の予約を入れましょう。
メンテナンスA・Bの費用はいくらですか?
新車から3年間はメルセデス・ケアで点検整備の工賃と部品が無償です。4・5年目はメンテナンスプラス(A 180で154,000円)でカバーする方法と、都度払いの方法があります。都度払いの金額はお店と内容で変わるので見積もりで確かめましょう。
メンテナンス表示は自分でリセットできますか?
年式によってはメニューからリセットできますが、手順は取扱説明書で確かめるのが確実です。点検をしないまま表示だけを消すのはやめておきましょう。
A 180とA 200 dでメンテナンス費は違いますか?
メンテナンスプラスの価格はA 180が154,000円、A 200 dが187,000円で、A 200 dのほうが33,000円高くなっています(公式MP202701)。
まとめ
- メンテナンスA・Bは故障ではなく、定期点検の時期の案内
- Aは基本の点検、Bは項目が多い点検で、一般に交互にやってくる
- 新車から3年間はメルセデス・ケアで点検整備が無償
- 4・5年目はメンテナンスプラス(A 180で154,000円)か都度払い
- リセットは作業を終えてから。表示だけを消すのはやめておこう





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