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Aクラスの初めての車検が近づいてきて、『ベンツの車検っていくらかかるんだろう』とドキドキしている方もいますよね。
結論から言うと、車検費用は「法定費用」と「点検整備の費用」の2つでできています。法定費用は車の重さでほぼ決まり、大きく差がつくのは点検整備のほうです。
この記事では、Aクラスのグレードごとに違うところと、費用を抑えるために何ができるかを見ていきます。
ベンツAクラスの車検費用は何でできている?
車検費用は「法定費用(重量税・自賠責保険料・印紙代)」と「点検整備の費用(点検料・部品代・工賃)」の合計です。法定費用はどこで受けてもほぼ同じで、差が出るのは点検整備の中身です。
まずは内訳を表にしてみます。
| 項目 | 中身 | 何で決まるか |
|---|---|---|
| 重量税 | 次の車検までの分の税金 | 車両重量の区分・エコカー減税・年数 |
| 自賠責保険料 | 次の車検までの強制保険 | 保険の期間(どこで入っても同じ) |
| 印紙代 | 検査の手数料 | 検査を受ける場所 |
| 点検料 | 24か月点検の作業 | お店ごとの料金 |
| 部品代・工賃 | 交換が必要な部品と作業 | 車の状態と、どこまで交換するか |
上の3つが法定費用、下の2つが点検整備の費用です。
『正規販売店だと高いって聞くけど、本当?』と気になっている方も多いはずです。
法定費用は、正規販売店でも整備工場でもほぼ同じです。お店によって違うのは、点検料と、どの部品をどこまで交換するかの部分なんです。
車検はいつ来る?
新車で買った場合、初めての車検は登録から3年後です。そのあとは2年ごとにやってきます。
例えば、2023年5月に新車で登録したAクラスなら、初回が2026年5月、2回目が2028年5月という流れです。
車検の満了日は、車検証や、フロントガラスに貼ってある検査標章で確かめられます。満了日の1か月前から受けても、次の満了日は変わらないので、早めに予約しておきましょう。
中古で買ったAクラスの車検は?
中古のAクラスは、車検の時期が車ごとにばらばらです。「車検残り○か月」と書かれた車なら、その月数がたった時に次の車検が来ます。
『車検が近い車は、安いけどすぐお金がかかるの?』と気になりますよね。
その通りで、車検の残りが短い車は、買ってすぐに車検費用がかかります。一方で「車検整備付き」の車なら、購入時に車検を通してから納車されます。車両の価格だけでなく、車検まで含めた総額で比べてみてください。
A 180・A 200 d・AMG A 35で違うところ
『A 180とA 200 dで、車検費用はどれくらい違うの?』という疑問もありますよね。
グレードで違いが出やすいのは、重量税の区分と、交換する部品の値段です。
| モデル(MP202701) | 車両重量 | 重量税の区分 | タイヤ | 燃料 |
|---|---|---|---|---|
| A 180 Urban Stars | 1,420kg | 1.0t超1.5t以下 | 225/45R18 | ハイオク |
| A 200 d Urban Stars | 1,510kg | 1.5t超2.0t以下 | 225/45R18 | 軽油 |
| Mercedes-AMG A 35 4MATIC | 1,580kg | 1.5t超2.0t以下 | 235/35R19 | ハイオク |
| Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ | 1,630kg | 1.5t超2.0t以下 | 245/35R19 | ハイオク |
数値はメルセデス・ベンツ公式のData Information(MP202701)の値です。A 180はサンルーフかアドバンスドパッケージを付けると1,450kgになりますが、区分は1.5t以下のままです。
A 180の車検費用の特徴
A 180は、4モデルの中で一番軽く、重量税は1.5t以下の区分です。
法定費用の面では、Aクラスの中で一番安く収まりやすいグレードです。点検整備の中身は、オイルやブレーキまわりなど、一般的な項目が中心になります。
A 200 dの車検費用の特徴
A 200 dは1,510kgなので、重量税はA 180よりひとつ上の区分です。
ディーゼルなので、排ガスをきれいにするためのAdBlue(尿素水)の補充を、点検と一緒に頼むこともあります。点検の見積もりに「AdBlue補充」と書かれていたら、その分と考えてください。
AdBlueや軽油の話はAクラスはハイオク?レギュラーを入れたらどうなるかで見ています。
AMG A 35・A 45 Sの車検費用の特徴
AMGの2モデルは、重量税はA 200 dと同じ区分です。
ただ、19インチのタイヤや、大きなブレーキなど、交換した時の部品が高くなりやすいところがあります。四輪駆動の4MATICなので、点検する項目も増えがちです。
『AMGの車検は、普通のAクラスの倍くらいかかるの?』と心配になる方もいるかもしれません。
点検だけならA 180と大きくは変わらないこともあります。差がつくのは、ブレーキやタイヤの交換が重なった時です。見積もりで交換部品の欄を見ておきましょう。
車検費用の目安はどれくらい?
ここが一番知りたいところですよね。
ただ、正直に言うと、Aクラスの車検費用は「いくら」と1つの数字では言えません。法定費用に、点検整備の費用がどれだけ乗るかで、大きく変わるからです。
| ケース | 点検整備の中身 | 費用のイメージ |
|---|---|---|
| 消耗品の交換が少ない | 24か月点検+オイルなどの基本の交換 | 法定費用+数万円程度 |
| 消耗品の交換が重なる | ブレーキパッド・ブレーキ液・ワイパーなども交換 | 法定費用+十万円前後になることも |
| 大きな部品の交換がある | バッテリーやタイヤなども同時に交換 | 法定費用+十数万円をこえることも |
この表はあくまでイメージで、お店・時期・地域で金額は変わります。
大事なのは、車検の時に「何を交換するか」で金額が決まるということです。同じAクラスでも、走った距離や乗り方で交換する部品は違ってきます。
走った距離で変わる交換部品
点検整備の費用は、前の車検から何km走ったかでも変わってきます。
例えば、年に5,000kmほどの方と、年に15,000km走る方では、ブレーキパッドやタイヤの減り方がまったく違います。距離を多く走る方ほど、車検の時に交換する部品が増えやすいんです。
逆に、あまり乗らない方でも、ゴムの部品やバッテリー、ブレーキ液は年数で古くなっていきます。距離が少ないから安く済むとは限らない点は、頭に入れておきましょう。
法定費用の金額を先に知る方法
法定費用のうち、一番大きいのは重量税です。
重量税の金額は、エコカー減税の対象かどうかや、登録からの年数で変わります。国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」を使えば、車検証の情報を入れるだけで調べられます。
重量税の区分の詳しい話はAクラスの自動車税と重量税でまとめています。
メルセデス・ケアと車検の関係
Aクラスを新車で買った方は、「メルセデス・ケア」との関係も知っておきましょう。
メルセデス・ケアは、新車から3年間・走行距離無制限で、一般保証修理と定期メンテナンス(点検整備の作業工賃と交換部品)が無償になる仕組みです(公式)。
『じゃあ初回の車検はタダになるの?』と期待しますよね。
法定費用(重量税・自賠責保険料・印紙代)は、メルセデス・ケアの対象ではありません。また、初回の車検はちょうど3年の境目に来るので、どこまでが無償の範囲になるかは、購入した正規販売店で確かめておくのが確実です。
2回目の車検(5年目)はメンテナンスプラスが効く
4年目からは、点検整備の費用が自分の負担になります。
新車の時に「メンテナンスプラス」に入っていれば、4・5年目のメンテナンスがカバーされます。新車時の価格は次のとおりです(公式MP202701・税込)。
| プラン | A 180 | A 200 d | AMG A 35 | AMG A 45 S |
|---|---|---|---|---|
| メンテナンスプラス | 154,000円 | 187,000円 | 154,000円 | 198,000円 |
| 保証プラス | 99,000円 | 99,000円 | 132,000円 | 132,000円 |
| メンテナンス&保証プラス | 231,000円 | 264,000円 | 264,000円 | 308,000円 |
メンテナンスプラスは、新車登録から59か月後の応当日の前日か、総走行距離75,000kmのどちらか早いほうで終わります(公式注記)。
つまり、2回目の車検(5年目)の時期は、メンテナンスプラスが終わるタイミングと重なりやすいんです。延長の中身はAクラスの新車保証とメンテナンスプラスで詳しく見ています。
保証プラスで延ばせる一般保証も5年目までです。6年目以降の車検では、点検で見つかった不具合の修理費も自分で払うことになります。見積もりの金額が上がりやすい時期なので、余裕を持っておきましょう。
どこで車検を受ける?正規販売店と整備工場
車検を受ける場所は、大きく分けて3つあります。
| 受ける場所 | 良いところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| メルセデス・ベンツ正規販売店 | 専用の診断機と純正部品で、車の履歴も残る | 予防の交換が多めになり、金額が上がりやすい |
| 輸入車に強い整備工場 | 交換する部品を相談しやすく、費用を抑えやすい | お店で得意・不得意がある。診断機の有無を聞く |
| 車検専門店・ユーザー車検 | 法定費用中心で安く済ませやすい | 整備が最低限になりやすい。輸入車に慣れているか確認 |
『結局どこがいいの?』と迷いますよね。
保証期間の中なら、正規販売店で受けるのが安心です。保証が切れたあとは、正規販売店の見積もりを一度取り、整備工場の見積もりと比べてみると判断しやすくなります。
車検にかかる日数と代車
正規販売店の車検は、預けてから返ってくるまで1日から数日かかることが多いです。交換する部品の取り寄せが必要になると、もう少し長くなることもあります。
通勤で毎日使う方は、予約の時に代車をお願いしておきましょう。代車の数には限りがあるので、早めの予約がおすすめです!
輸入車の整備工場を選ぶ時のチェック
- メルセデス・ベンツの診断機があるか
- メンテナンス表示(A・B)のリセットまでやってもらえるか
- 純正部品か、純正と同じ規格の部品を使えるか
- 交換部品の見積もりを、作業の前に出してもらえるか
- 代車を用意してもらえるか
メーターに出る「メンテナンスA・B」の意味はメンテナンスA・Bとはで見ています。車検と点検の時期が重なると、まとめて頼めて効率がいいですよ。
車検費用を安く抑えるコツ
ここまで読んで、『見積もりが高かったらどうしよう』と思った方もいるはずです。
安く抑えるために、自分でできることもあります。
- 満了日の1か月以上前に、2か所から見積もりを取る
- 見積もりの交換部品を「今回必要なもの」と「次回でもいいもの」に分けてもらう
- ワイパーやエアコンフィルターなど、自分で替えられる部品は先に替えておく
- タイヤは車検と別に、値段を比べてから交換する
- 次の2年で乗り換える予定があるなら、それをお店に伝えて整備の範囲を相談する
車検の前に自分で見ておきたいところ
車検の前に、自分で少し見ておくだけで、当日の追加の作業を減らせることがあります。
| 見るところ | 見方 | 関連する部品 |
|---|---|---|
| タイヤ | 溝の深さ・ひび割れ・空気圧 | 225/45R18など |
| ライト | ヘッドライト・ブレーキランプ・ウインカーが点くか | ランプ類 |
| ワイパー | 拭きムラや、ビビリ音がないか | ワイパーゴム |
| ウォッシャー液 | 液が出るか、タンクに残っているか | ウォッシャー液 |
| メーター | 警告灯が点いたままになっていないか | 各種センサー |
例えば、ライトが1つ切れているだけでも、車検には通りません。家族に後ろに立ってもらって、ブレーキランプが点くかを見てもらうと確実です。
警告灯が点いたままの時は、車検の前に原因を見てもらう必要があります。ランプの意味はAクラスの警告灯・警告音の意味と対処で確かめてみてください。
ユーザー車検はできる?
『自分で陸運支局に持ち込めば、もっと安くなるんじゃない?』と考える方もいますよね。
ユーザー車検は、Aクラスでも受けられます。法定費用だけで済むので、金額は一番安くなります。
ただ、ユーザー車検は「検査に通るか」を見るもので、部品の点検や交換まではしてくれません。輸入車は、オイルやブレーキ液の交換時期を自分で管理する必要があるので、点検は別にお店へ頼むのがおすすめです。
見積もりの見方
見積もりをもらったら、交換部品の欄を一つずつ見てみてください。
例えばこんなやり取りができます。
「このブレーキパッドは、今回替えないとだめですか?」
「残りが少ないので、今回替えておくのがおすすめです」
整備士さんに理由を聞けば、急ぐものとそうでないものを教えてもらえます。安全に関わる部品は削らないことが大事です。
自分で替えられる部品は先に
ワイパーゴムやエアコンフィルターは、車検の時にまとめて交換を勧められることが多い部品です。
自分で替えておけば、その分の工賃がかかりません。ワイパーゴムは数分、エアコンフィルターも慣れれば短い時間で替えられる部品です。
もちろん、自信がない時は無理をせず、お店に任せて大丈夫です。手順はAクラスのエアコンフィルター・ワイパー交換の手順で見ています。
タイヤも、車検の見積もりに入ってきやすい部品です。A 180とA 200 dは225/45R18で、値段は銘柄で大きく変わります。サイズと選び方はAクラスのタイヤサイズと交換費用をどうぞ。

車検は乗り換えを考えるタイミングでもある
車検の見積もりが出た時は、この先も乗るかどうかを考えるいい機会です。
特に5年目の車検は、メンテナンスプラスや保証プラスが終わる時期と重なります。そこから先は、点検の費用も修理の費用も自分で払うことになるんです。
『車検に10万円以上かけるなら、乗り換えたほうがいいのかな…』と迷う方もいますよね。
その時は、車検の見積もりの金額と、今の車を売った時の金額を並べてみると判断しやすくなります。リセールの考え方はAクラスのリセールバリューで見ています。

これから新しいAクラスを買う方は、購入時の値引きも総額に効いてきます。交渉の順番はAクラスの値引き相場と交渉の順番で見ています。
車検を含めた年間の維持費の合計は、ベンツAクラスの維持費は年間いくら?で計算しています。
よくある質問
ベンツAクラスの車検費用はいくらですか?
法定費用(重量税・自賠責保険料・印紙代)に、点検整備の費用を足した金額です。点検整備は交換部品の数で大きく変わるので、2か所から見積もりを取って比べてみてください。
A 180とA 200 dで車検費用は違いますか?
A 180は1,420kgで重量税が1.5t以下の区分、A 200 dは1,510kgで1.5t超の区分なので、重量税はA 200 dのほうが高くなります。点検の中身はどちらも大きくは変わりません。
AMG A 35の車検費用は高いですか?
重量税はA 200 dと同じ区分です。19インチのタイヤやブレーキなど、交換する部品が高くなりやすいので、交換が重なると金額が上がりやすくなります。
新車の初回車検はメルセデス・ケアで無料になりますか?
法定費用はメルセデス・ケアの対象ではありません。点検整備の部分がどこまで無償になるかは、時期によって変わるので、購入した正規販売店で確かめておくと確実です。
正規販売店以外で車検を受けても大丈夫ですか?
受けられます。保証期間の中なら正規販売店が安心で、保証が切れたあとは輸入車に強い整備工場と見積もりを比べるのがおすすめです。
まとめ
- 車検費用は「法定費用」と「点検整備の費用」の合計。差が出るのは点検整備
- 重量税はA 180が1.5t以下、A 200 dとAMGは1.5t超2.0t以下の区分
- 新車は3年後に初回、その後は2年ごと。5年目は延長保証の終わりと重なりやすい
- 見積もりは2か所から取り、交換部品を「今回」と「次回」に分けてもらう
- 車検の見積もりは、乗り続けるか売るかを考えるきっかけにもなる





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