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中古でAクラスを買ったら取扱説明書が付いていなかったり、紙の説明書が分厚くて目的のページが見つからなかったりしますよね。『ボンネットってどうやって開けるの?』と、ネットで調べた方も多いはずです。
結論から言うと、Aクラスの取扱説明書は、紙のほかに車の画面やメルセデス・ベンツの公式のデジタル版で読めることが多いです。よく使う操作は、この記事の場所だけ押さえておけば、まず困りません。
この記事では、説明書の探し方と、ボンネット・給油口・走行モードなど、聞かれることの多い操作を順番に見ていきます。
Aクラスの取扱説明書はどこで読める?
紙・車の画面・公式のデジタル版
Aクラスの取扱説明書は、年式によって読める場所が違います。主な探し方は次の3つです。
| 読める場所 | 向いている場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 紙の取扱説明書 | グローブボックスに入っている時 | 中古車では付いていないこともある |
| 車の画面(MBUXなど) | 運転席で今すぐ調べたい時 | 年式で入り方やメニュー名が違う |
| メルセデス・ベンツ公式のデジタル版 | 家でじっくり読みたい時 | 自分の年式・モデルのものを選ぶ |
現行の4代目W177は、2018年10月に日本で発表された型です(公式)。2023年2月の改良で内外装や画面まわりが変わっているので、説明書も年式に合ったものを開くのがおすすめです。
『自分の車が何年式か分からない…』という方は、車検証の「初度登録年月」を見てみてください。型式もあわせて控えておくと、説明書や部品を探す時に役立ちます。
AMG A 35・A 45 Sは専用の項目もある
Mercedes-AMG A 35 4MATICとMercedes-AMG A 45 S 4MATIC+は、走行モードやサスペンションなど、AMGだけの機能があります。
AMGの取扱説明書を探す時は、モデル名まで合っているかを確かめましょう。普通のAクラスの説明書だけだと、AMGの専用の操作が載っていないことがあります。AMGの違いはメルセデスAMG A35・A45の違いで見ています。
分厚い説明書を最初から読む必要はありません。「目次」か「索引」で、ボンネット、給油、ヒューズなどの言葉から引くと早く見つかります。デジタル版なら、言葉で検索できるものもあります。
説明書を探す前に控えておくこと
デジタル版の説明書を探す時は、自分の車の情報が手元にあると早く見つかります。
- 車検証の初度登録年月(何年式か)
- 車検証の型式(例えば現行のA 180なら5AA-177084)
- モデル名(A 180、A 200 d、AMG A 35など)
- 車台番号(デジタル版で入力を求められることがある)
型式は、同じAクラスでも年式やモデルで変わります。現行(MP202701)では、A 200 dが3DA-177012、AMG A 35が4AA-177051M、AMG A 45 Sが4BA-177054Mです(公式)。
操作が分からない時は販売店に聞いてもいい
説明書を読んでもよく分からない操作は、メルセデス・ベンツ正規販売店で聞いてみるのも1つの方法です。点検やオイル交換で行った時に、ついでに聞いてみると教えてもらえることが多いですよ。
中古で買った方も、遠慮しなくて大丈夫です!「この車の走行モードの切り替え方を教えてください」と聞けば、実車で見せてもらえることもあります。
ボンネットの開け方
2段階で開けるのが基本
『レバーを引いたのに、ボンネットが上がらない!』と戸惑う方が多い操作です。
Aクラスのボンネットは、車内のレバーと、ボンネットの前のロックの2段階で開ける仕組みが一般的です。
- 車を平らな場所に止め、エンジンを切る
- 運転席の足元にあるボンネットのレバーを引く
- 車の前に回り、ボンネットのすき間に手を入れて、ロックのつまみを探す
- つまみを動かしてロックを外し、両手でボンネットをゆっくり上げる
- 支えが効いて止まっているかを確かめてから、手を離す
細かいつまみの位置や動かす向きは、年式で違うことがあります。初めての時は、取扱説明書の「ボンネット」の項目を見ながら進めてください。
閉める時は手を挟まないように
閉める時は、少しの高さからボンネットを落とすようにして、しっかりロックをかけます。上から強く押しつけると、ボンネットがへこむことがあるので注意しましょう。
ボンネットを開けたら、冷却水やウォッシャー液のタンクも見られます。冷却水の警告が出た時の対処はAクラスの「冷却水を点検してください」の対処で見ています。
給油口の開け方と燃料
給油口の位置は燃料計の矢印で分かる
ガソリンスタンドで、『給油口ってどっち側だっけ?』と迷うこともありますよね。
多くの車では、メーターの燃料計のマークの横に、小さな矢印が付いています。矢印の向いている側に給油口がある、という合図です。
給油口のふたは、車のロックを解除した状態で、ふたの端を押すと開く仕組みが一般的です。開かない時は、ロックがかかったままになっていないかを確かめてみてください。
入れる燃料を間違えない
給油で一番気をつけたいのは、燃料の種類です。
| モデル | 燃料 | 燃料タンク |
|---|---|---|
| A 180 Urban Stars | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 43L |
| A 200 d Urban Stars | 軽油 | 43L |
| Mercedes-AMG A 35 4MATIC | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 51L |
| Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 51L |
数値は公式(MP202701)にもとづいています。A 200 dはディーゼルなので、軽油を入れます。
A 200 dにガソリンを入れたり、A 180に軽油を入れたりすると、エンジンや燃料の部品を傷めることがあります。間違えた時は、エンジンをかけずに、お店やロードサービスに連絡してください。
ハイオク指定の車にレギュラーを入れた時の話はAクラスはハイオク?レギュラーを入れたらどうなるかで詳しく見ています。
走行モード(DYNAMIC SELECT)とスポーツモード
スイッチで車の性格が変わる
Aクラスには、走行モードを切り替えるDYNAMIC SELECTが標準で付いています(A 180・A 200 d、公式MP202701)。AMGはAMG DYNAMIC SELECTです。
モードを変えると、アクセルの反応や、変速のタイミングなどが変わります。主なモードの例は次のとおりです。
| モード | どんな時に | 走りの感じ |
|---|---|---|
| コンフォート | ふだんの街乗り | 穏やかでバランスがいい |
| スポーツ | 山道や、きびきび走りたい時 | アクセルの反応が鋭くなる |
| エコ | 燃費を気にする時 | 穏やかで燃料を節約しやすい |
| インディビジュアル | 自分好みに合わせたい時 | 項目ごとに設定できる |
どのモードがあるか、名前が何かは、モデルと年式で違います。AMGには、もっと走りに寄ったモードがあります。
スポーツモードの入れ方
A 180のスポーツモードは、センターコンソールなどにあるDYNAMIC SELECTのスイッチで選ぶのが一般的です。押すたびにモードが切り替わり、メーターや画面に今のモードが表示されます。
『スポーツモードにすると燃費が悪くなる?』と気になる方もいますよね。
アクセルの反応が鋭くなるぶん、ふだんよりエンジンの回転が高めになりやすく、燃費は落ちやすいと考えておきましょう。街乗りではコンフォートかエコ、高速の合流や山道でスポーツ、と使い分けるのがおすすめです。燃費の話はAクラスの実燃費はどれくらい?で見ています。
ウインカー・ハイビーム・ミラーの操作
ウインカーは軽く倒すと数回だけ点滅
ウインカーは、ハンドルの左側のレバーで操作します。車線変更の時は、レバーを軽く倒すだけで、数回だけ点滅させる使い方ができます。
最初は国産車と同じ感覚でレバーを探して、ワイパーを動かしてしまう方もいます。慣れるまでは、どのレバーが何かを、止まっている時に一度確かめておくと安心です。
ハイビームとアダプティブハイビームアシスト・プラス
ハイビームも、ウインカーと同じ左側のレバーで切り替えます。レバーを前に押す、手前に引く、という操作が一般的です。
Aクラスには、アダプティブハイビームアシスト・プラスが標準で付いています(公式MP202701)。前の車や対向車に合わせて、ハイビームの当て方を自動で調整してくれる機能です。
「夜道でハイビームが勝手に切り替わるんですが、故障ですか?」
「アダプティブハイビームアシスト・プラスが働いているので、故障ではないですよ」
こんなふうに、機能を知らないと故障と思ってしまうこともあります。ライトの設定はAクラスのライト・ランプ類の交換と設定で見ています。
ミラーの調整と格納
ドアミラーの調整や、折りたたみのスイッチは、運転席のドアの内側にあることが多いです。左右どちらのミラーを動かすかを選んでから、向きを調整します。
ドアミラーを含めた全幅は1,990mm(公式・A 200 d)です。狭い駐車場に入れる時は、ミラーをたたむと出入りがしやすくなりますよ。
洗車機に入れる時も、ミラーをたたんでおくと安心です。たたんだまま走り出すと後ろが見えにくいので、出る前に開いているかを確かめておきましょう。
ミラーの角度が合わないと感じたら、シートの位置を先に決めてから調整し直すのがコツです。シートを動かすたびにミラーもずれるので、順番を守ると一度で決まりやすくなります。
「後退できません」と出た時とシフトの操作
シフトはハンドルの右側のレバー
Aクラスのシフトは、ハンドルの右側にある細いレバーで操作するのが一般的です。上に動かすとR(後退)、下に動かすとD(前進)、先端のボタンでP(駐車)という使い方です。
国産車から乗り換えた方は、ワイパーのレバーと間違えやすいところです。慣れるまでは、手元を見て確かめてから操作しましょう。
「後退できません」の表示が出たら
『バックしようとしたら、後退できませんと出た…』と焦る方もいますよね。
この種の表示は、ブレーキを踏んでいない、車がまだ前に動いている、などの条件がそろっていない時に出ることがあります。まずは車を完全に止め、ブレーキをしっかり踏んでから、もう一度レバーを操作してみてください。
それでも同じ表示が続く時や、ほかの警告も出ている時は、無理に動かさず点検に出しましょう。警告の意味はAクラスの警告灯・警告音の意味と対処でまとめています。駐車ブレーキの操作はパーキングブレーキ・ブレーキホールドの使い方で見ています。
走行距離の見方と車体番号の位置
走行距離はメーターの表示で
Aクラスのメーターは、デジタルコックピットディスプレイが標準です(公式MP202701)。総走行距離(オドメーター)や、区間の距離(トリップ)は、メーターの中に表示されます。
表示を切り替える時は、ハンドルのスイッチで、メーターの表示メニューを選ぶのが一般的です。区間の距離のリセットも、同じメニューからできます。
中古車を買う時は、メーターの総走行距離と、整備記録簿や車検証の記録が合っているかも見ておきたいところです。記録の距離が途中で減っている時は、メーターの交換などの理由がないかを販売店に聞いてみてください。
車体番号は車検証とクルマの両方で確かめる
『車体番号の位置はどこ?』と調べる方も多いですよね。
まず確実なのは、車検証の「車台番号」の欄です。車そのものにも番号が刻まれていたり、ラベルが貼られていたりします。
| 確かめる場所 | 内容 |
|---|---|
| 車検証 | 車台番号の欄に記載 |
| フロントガラスの下の端 | 外から見える位置に表示がある車が多い |
| 車体への刻印・ラベル | 位置は年式で違うので取扱説明書で確かめる |
リコールの確認や、部品の注文、保険の手続きで車体番号を聞かれることがあります。スマホで車検証の写真を撮っておくと、いざという時に慌てずに済みます。
ジャッキアップポイントと内張りの外し方
ジャッキアップポイントは決まった場所だけ
タイヤ交換などで車を持ち上げる時は、ジャッキアップポイントとして決められた場所を使います。サイドシル(ドアの下の部分)の決まった位置にあることが多く、場所は取扱説明書の「タイヤ交換」の項目に図で載っています。
決められた場所以外にジャッキをかけると、車体がへこんだり、車が傾いて危ないことがあります。仕様によっては車載のジャッキが付いておらず、パンク修理キットが積まれていることもあります。タイヤの話はAクラスのタイヤサイズと交換費用で見ています。
ドアの内張りは無理に外さない
A 180のドアの内張りを外したいという方もいるかもしれません。スピーカー交換や、内装のカタカタ音を直したい時などです。
ドアの内張りは、樹脂のツメやクリップで止まっていて、無理に外すと折れることがあります。中には配線やセンサー、エアバッグに関わる部品が通っている場所もあります。慣れていない方は、お店に頼みましょう。
内張りを外す必要がある修理は、修理費の見積もりの中で工賃に含まれることが多いです。目安はAクラスの修理費の目安で見ています。

ほかの故障しやすい箇所はAクラスの故障しやすい箇所と修理費の目安でまとめています。これから乗り換えを考える方は、Aクラスの値引き相場と交渉の順番も参考にしてみてください。

よくある質問
ベンツAクラスの取扱説明書が無い時はどうすればいいですか?
車の画面から読める年式もあるほか、メルセデス・ベンツ公式のデジタル版で読めることが多いです。自分の年式とモデルに合ったものを選んでください。
Aクラスのボンネットの開け方は?
運転席の足元のレバーを引いてから、ボンネットの前のすき間にあるロックのつまみを外して開けるのが一般的です。細かい位置は年式で違うので、取扱説明書で確かめてください。
A 180のスポーツモードはどうやって入れますか?
DYNAMIC SELECTのスイッチで走行モードを切り替えて選びます。押すたびにモードが変わり、メーターや画面に今のモードが表示されます。
「後退できません」と表示されました。故障ですか?
ブレーキを踏んでいない、車がまだ動いているなど、条件がそろっていない時に出ることがあります。車を完全に止めてブレーキを踏み、もう一度操作してください。続く時は点検に出しましょう。
Aクラスの車体番号の位置はどこですか?
まず車検証の車台番号の欄で確かめるのが確実です。車そのものの刻印やラベルの位置は年式で違うので、取扱説明書で確かめてください。
まとめ
- 取扱説明書は、紙・車の画面・公式のデジタル版で読める。年式とモデルを合わせる
- ボンネットは車内のレバーと前のロックの2段階で開ける
- A 180はハイオク、A 200 dは軽油。給油口の位置は燃料計の矢印で分かる
- 走行モードはDYNAMIC SELECTで切り替える。スポーツは燃費が落ちやすい
- 車体番号は車検証で確かめるのが確実。内張りの作業はお店に頼む





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