ベンツAクラスは運転しやすい?視界・小回り・高速の実際

ベンツAクラスの運転席から見た前方の景色

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初めての輸入車にAクラスを考えているけれど、『ベンツって運転が難しそう』『車幅が広くてこすりそう』と不安になっていませんか。

結論から言うと、A 180とA 200 dは最小回転半径5.0mで小回りがきき、運転しやすい部類の車です。気をつけたいのは、ミラーを含めた幅と、低速での変速のくせくらいなんです。

この記事では、街中・駐車・高速道路の場面ごとに、Aクラスの運転のしやすさを数字で見ていきます。

目次

ベンツAクラスは運転しやすい車?

先に結論

現行のA 180/A 200 d Urban Starsは、全長4,440mm・車幅1,800mm・最小回転半径5.0m(公式MP202701)。全車右ハンドルで、駐車支援や運転支援も標準で付いています。サイズの感覚に慣れれば、日常の運転で困る場面は少ない車です。

運転のしやすさに関わる数字を、モデルごとに並べてみます。

項目(公式MP202701)A 180A 200 dAMG A 35AMG A 45 S
全長4,440mm4,440mm4,445mm4,455mm
全幅1,800mm1,800mm1,800mm1,850mm
最小回転半径5.0m5.0m5.4m5.4m
ハンドル位置右右右右
駆動前輪駆動前輪駆動4WD4WD

全車右ハンドルなので、国産車から乗り換えても運転席の位置で戸惑うことはありません。左ハンドルの輸入車で心配になるような、料金所や駐車券の受け取りの不便もないんです。

『ベンツは左ハンドル』というイメージを持っている方もいますよね。正規販売店で売られている今のAクラスは、すべて右ハンドルです。

ベンツAクラスの運転しやすさに関わる数字の図解

どんな人には運転しにくい?

一方で、こんな方は慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

慣れが必要になりやすい人
  • 軽自動車やコンパクトカーから初めて乗り換える
  • 背の高いミニバンやSUVの見下ろす視界に慣れている
  • 細い路地の多い住宅街で毎日運転する
  • 機械式駐車場の狭い通路を使う

当てはまる項目がある方は、試乗の時にいつも通る道や駐車場の近くを走らせてもらうと安心です。

試乗では、ただ走るだけでなく、いくつか場面を決めて試しておくと判断しやすくなります。例えば、狭い道でのすれ違い、駐車場でのバック、信号からの発進の3つです。

「試乗で、自宅の駐車場まで行ってみてもいいですか?」
「近くでしたら、ご相談ください。実際の車庫で試すと安心ですよね」

試乗の時間は短いので、確かめたいことを紙やスマホにメモしてから行くと、聞き忘れが減ります。できれば、ふだん一緒に乗る家族にも同乗してもらいましょう。

車幅とミラーの幅で気をつけることは?

Aクラスの車幅は1,800mmです(A 180/A 200 d・公式MP202701)。コンパクトカーの多くより広めで、ここが運転のしやすさを左右するところです。

ミラーを含めると1,990mm

公式の寸法図では、ドアミラーを含めた全幅は1,990mm(A 200 d)です。狭い道のすれ違いや車庫入れでは、車体より左右に約95mmずつ張り出したミラーを意識しておきましょう。

右ハンドルの車では、左側の感覚がつかみにくいですよね。左のミラーと縁石の距離が分からず、ホイールをこすってしまうという話はよく聞かれます。

例えば、左に寄せて停める時は、左のドアミラーを少し下向きにして、後輪と白線が見えるようにしておくと寄せやすくなります。

Aクラスのホイールは、A 180/A 200 dで18インチ、AMGで19インチです(公式MP202701)。タイヤが薄いぶんホイールが縁石に近いので、幅寄せは焦らずゆっくりがいちばんです。

サイズの数字は、Aクラスのサイズ一覧で年式ごとに並べています。

視界は見やすい?

運転席に座ると、目線は低めです。全高1,420mm(A 180/A 200 d・公式MP202701)のハッチバックなので、背の高いSUVのような見下ろす視界ではありません。

見やすいところ
  • 前の見通しが良く、ボンネットの先の感覚がつかみやすい
  • メーターが画面なので、表示を見やすく切り替えられる
  • リアビューカメラで真後ろを画面で確かめられる
気をつけたいところ
  • 斜め後ろに死角ができやすいと言われる
  • リアの窓が小さめで、後ろの見通しは広くない
  • 後席のプライバシーガラスで夜は後ろが暗く見える

斜め後ろの死角は、車線変更の時に気をつけたいところです。Aクラスにはブラインドスポットアシストが標準で付き、斜め後ろの車を知らせてくれます(公式MP202701)。

『センサーがあるなら、振り返らなくてもいい?』と思うかもしれません。ただ、自転車や歩行者のように見落としやすい相手もいるので、最後は自分の目で確かめる習慣を残しておきましょう。

セダンだと後ろの見え方は変わる?

中古でAクラス セダンを考えている方もいますよね。セダンはハッチバックより全長が長く、2019年発表時のA 180 Style セダンで4,550mm(メディア掲載値)です。

トランクが後ろに伸びている分、バックで停める時は後ろの端が見えにくく感じることも。リアビューカメラの映像と合わせて、ゆっくり下がるのが基本です。

セダンについては、Aクラス セダンの記事で詳しく紹介しています。

夜の運転は見やすい?

夜道の見やすさは、ヘッドライトで大きく変わります。現行のAクラスは、マルチビームLEDヘッドライトとアダプティブハイビームアシスト・プラスが全車標準です(公式MP202701)。

アダプティブハイビームアシストは、対向車や前の車にまぶしくないよう、ハイビームの当て方を自動で調整してくれる機能です。街灯の少ない郊外の道で、ハイビームの切り替えを気にせず走れるのは楽なんです。

2023年2月の改良で、この機能が全車標準になりました(公式リリース)。それより前の中古車では装備が違うことがあるので、年式で確かめてみてください。

小回りと駐車はしやすい?

小回りは、Aクラスの得意なところです。A 180とA 200 dは最小回転半径5.0m、AMGの2モデルは5.4mです(公式MP202701)。

狭い住宅街のUターンや、スーパーの駐車場での切り返しも、コンパクトなハッチバックらしく扱いやすい数字です。

駐車を助ける装備(公式MP202701)A 180A 200 dAMG
リアビューカメラ標準標準標準
アクティブパーキングアシスト標準標準標準
360°カメラシステムアドバンスドパッケージアドバンスドパッケージアドバンスドパッケージ

アクティブパーキングアシストは、駐車枠を見つけてハンドル操作を手伝ってくれる機能です。最初は不思議な感覚ですが、使い方に慣れると縦列駐車がぐっと楽になります。

360°カメラは、車を上から見たような映像で周りを確かめられる装備です。A 180とA 200 dでは、475,000円のアドバンスドパッケージに含まれています(公式MP202701・税込)。A 180の場合は、ナビゲーションパッケージ(376,000円)も一緒に選ぶ必要があります。

「狭い車庫なので、360°カメラは付けたほうがいいですか?」
「毎日の車庫入れで不安があるなら、試乗で一度リアビューカメラだけの状態を試してから決めるといいですよ」

停めた後のパーキングブレーキの使い方は、パーキングブレーキ・ブレーキホールドの使い方で紹介しています。

発進や低速での運転方法は?

ここは、試乗の前に知っておきたいところです。A 180は7速のデュアルクラッチ(7G-DCT)、A 200 dは8速ATです(公式MP202701)。

デュアルクラッチは変速が素早い反面、渋滞の中のようなごく低速で、ぎくしゃく感が出やすいと一般に言われます。W177でも、低速での変速の感触が話題になることがあります。

低速でなめらかに走るコツ
  1. 発進ではアクセルをじわっと踏み、一気に踏み込まない
  2. 渋滞では前の車との間を少し広めにとる
  3. 駐車場ではブレーキで速度を調整し、アクセルの踏み直しを減らす
  4. 坂道発進は、ブレーキを離してから落ち着いてアクセルを踏む

『最初の数日は、発進がぎこちなくて恥ずかしかった』という声は、輸入車に乗り換えた方からよく聞かれます。数日乗れば、アクセルの踏み方に体が慣れてくるはずです。

走行モードで乗り味を変えられる

A 180とA 200 dには、「DYNAMIC SELECT」という走行モードの切り替えが標準で付いています(公式MP202701)。燃費を優先するモードや、反応を機敏にするモードを選べる機能です。

街中では標準のモードのまま、山道や高速の合流で力が欲しい時だけ切り替える、という使い方がしやすいです。操作の場所は、取扱説明書の見方とよく使う操作で紹介しています。

ハンドルは「ダイレクトステアリング」が標準です(公式MP202701)。ハンドルを大きく切った時に、少ない操作でタイヤが向きを変えるので、駐車場の切り返しで楽に感じるはずです。

高速道路は運転しやすい?

高速道路は、Aクラスが一番楽に感じられる場面かもしれません。現行のAクラスには「ドライビングアシスタンスパッケージ」が全車標準です(公式MP202701)。

機能(2023年2月 公式リリースの作動範囲)何をしてくれるか作動する速度の目安
アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック前の車との距離を保って速度を調整0〜約200km/h
アクティブレーンキーピングアシスト車線からはみ出しそうな時に戻す約60〜200km/h
アクティブブレーキアシストぶつかりそうな時にブレーキを補助約7〜250km/h
ブラインドスポットアシスト斜め後ろの車を知らせる30km/h以上

前の車に合わせて加減速してくれるので、長い距離を走っても足の疲れが違います。車線を保つ手助けもあるので、ハンドルに軽く手を添えて運転できるんです。

「A180は自動運転できる?」の答え

『A 180は自動運転ができる』と聞いたことがある方もいるかもしれません。結論から言うと、Aクラスの機能は運転を手伝うものです。ドライバーが前を見て、ハンドルを握っていることが前提です。

自動再発進機能はモデルで違う

渋滞で止まった後、前の車が動くと自動で発進を手伝う「自動再発進機能」は、A 200 dとAMGでは標準です。A 180ではナビゲーションパッケージ(376,000円・公式MP202701)を選んだ時に付きます。

A 180を考えている方で、渋滞の多い高速道路をよく使うなら、このパッケージを付けるかどうかは大事な判断ポイントです。運転支援の中身は、Aクラスの安全装備で詳しく紹介しています。

高速での力の余裕は?

高速の合流や追い越しでは、エンジンの力の余裕が運転のしやすさにつながります。

項目(公式MP202701)A 180A 200 d
最高出力136PS150PS
最大トルク230N・m320N・m
変速機7速(7G-DCT)8速AT
WLTC燃費(高速道路モード)20.2km/L23.2km/L

A 200 dはトルクが320N・mと大きく、高速での追い越しでもアクセルを深く踏まずに加速できます。高速道路を長く走る機会が多いなら、A 200 dのほうが楽に感じるはずです。

A 180も、普段の合流で力不足を感じる場面は多くありません。乗車人数が多い時や坂道で、少し踏み込みが要るくらいだと考えておけば十分です。

雨や雪の日の運転は?

A 180とA 200 dは前輪駆動です(公式MP202701)。4WDを選べるのは、AMG A 35とA 45 Sだけなんです。

前輪駆動は、雨の日の普段の運転では扱いやすい方式です。ただ、雪道や凍った坂道では、スタッドレスタイヤが前提になります。

最低地上高は110mm(A 180/A 200 d・公式MP202701・社内測定値)と低めなので、深い雪の道は苦手です。雪の多い地域に住んでいる方は、Aクラスの駆動方式と雪道も読んでみてください。

中古の年式で運転支援は違う?

中古のAクラスを考えている方は、年式による装備の違いも気になりますよね。

運転支援の名前は、2024年3月頃に「レーダーセーフティパッケージ」から「ドライビングアシスタンスパッケージ」へ変わったとされています。中身の細かな違いは年式ごとの装備表で確かめるのが確実です。

『古い年式でも車間を保つ機能は付いている?』という疑問には、車ごとに答えが違うとしか言えません。販売店で装備表を見せてもらい、ディストロニックや自動再発進の有無を確かめておきましょう。

乗り心地や静かさは、Aクラスの乗り心地と静かさで見ています。値引きや買い方の全体像は、トップのベンツAクラスの値引き相場と交渉の順番でまとめています。

場面ごとの運転のしやすさの図解

よくある質問

ベンツAクラスは運転に自信がない人でも運転しやすいですか?

最小回転半径5.0m(A 180/A 200 d)で小回りがきき、駐車支援も標準なので扱いやすい車です。車幅1,800mmとミラーを含む幅1,990mmに慣れるまでは、狭い道で早めに減速するのが安心です。

A 180は自動運転ができますか?

自動運転の車ではありません。車間を保つ機能や車線を保つ手助けなど、運転を支える機能が付いています。ドライバーが前を見てハンドルを握っていることが前提です。

左ハンドルの車はありますか?

正規販売店で売られている現行Aクラスは全車右ハンドルです(公式MP202701)。

低速でぎくしゃくすると聞きましたが本当ですか?

A 180の7速デュアルクラッチは、渋滞のようなごく低速でぎくしゃく感が出やすいと一般に言われます。アクセルをじわっと踏むと、なめらかに走りやすくなります。試乗で確かめてみてください。

AMGは小回りがききますか?

AMG A 35とA 45 Sの最小回転半径は5.4mで、A 180やA 200 dより0.4m大きくなります(公式MP202701)。

まとめ

この記事の要点
  • A 180/A 200 dは最小回転半径5.0mで、小回りがきく(公式MP202701)
  • 車幅1,800mm、ミラーを含む幅1,990mmは慣れが必要なところ
  • 全車右ハンドルで、駐車支援と運転支援が標準
  • 低速はアクセルをじわっと踏むとなめらかに走れる
  • A 180の自動再発進機能はナビゲーションパッケージで付く
ベンツAクラス買いたいドットコム

ベンツAクラス買いたいドットコム 編集部

ベンツAクラスの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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