当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
そろそろAクラスを手放そうかな、と考えた時に気になるのは『今いくらで売れるの?』ですよね。ネットで調べても、数字がばらばらで分かりにくいと思います。
結論から言うと、Aクラスの買取相場は「新車の時にいくらだったか」と「何年・何km走ったか」でおおよその幅が決まります。そこに装備と状態が上下に効いてくるんです。
この記事では、年式と走行距離ごとの目安の考え方と、査定で差がつくところをお伝えしますね。
ベンツAクラスの買取相場はどう決まる?
『年式と距離を入れれば、ぴったりの金額が出るんじゃないの?』と思う方も多いはずです。ただ、実際の買取額は店や時期でかなり動きます。
買取相場は「新車価格 × 経過年数ごとの残り具合」で大きな幅が決まります。そこから走行距離・装備・色・状態・店の在庫事情で上下します。この記事の数字は計算上の目安で、実際の査定額ではありません。
買取額を決める材料を並べると、こうなります。
| 材料 | 効き方 | 自分で変えられるか |
|---|---|---|
| 年式(世代・改良の前後) | 大きい | 変えられない |
| 新車時のグレード・価格 | 大きい | 変えられない |
| 走行距離 | 大きい | 乗り方しだい |
| 修復歴 | 大きい | 事故を避けるしかない |
| 装備(パッケージオプション) | 中くらい | 買う時に決まる |
| 内外装の状態・付属品 | 中くらい | 手入れしだい |
| ボディカラー | 小さめ | 買う時に決まる |
| 売る時期・店の在庫 | 中くらい | 売り方しだい |
上の3つは、ほぼ年式と乗り方で決まってしまいます。だからこそ、残りの「状態」と「売り方」で差をつけるのが現実的なんです。
例えば、同じ年式・同じ距離のA 180が2台あったとします。片方は記録簿がそろっていて純正ホイール、もう片方は記録が途中で切れていて社外ホイールだけ。この2台では、査定の見方が変わってきます。
もう一つ大きいのが、店ごとの事情です。Aクラスは中古の台数が多い車なので、店によって「今ほしい車」が違います。同じ車でも、店によって金額に差が出ることがあるんです。
年式別の買取相場の目安は?
Aクラスは、同じA 180でも年式によって新車価格が大きく違います。まずは新車の時の値段から見ておきましょう。
| 年式の区切り | A 180の新車価格 | A 200 dの新車価格 |
|---|---|---|
| 2018年10月(W177発表) | 3,220,000円 | ー |
| 2023年2月(改良) | 4,980,000円 | 5,580,000円 |
| 2025年6月(Urban Stars追加) | 5,150,000円 | 5,880,000円 |
| 現行(MP202701・2026年9月29日時点) | 5,250,000円 | 5,980,000円 |
いずれもメーカー希望小売価格(消費税込)で、オプションは含みません(公式リリース・公式プライスリスト)。
『2019年式と2025年式で、なんでこんなに差があるの?』と思いますよね。値上げに加えて、装備の中身も変わっているからです。
2023年2月の改良では、内外装が新しくなり、アダプティブハイビームアシストが全車に付きました。2025年6月のUrban Starsでは、それまで有償だったAMGラインなどが標準になっています。
つまり、新しい年式ほど「最初から付いている物」が多いんです。中古で探す人もそこを見ているので、年式の差がそのまま値段の差になりやすくなります。

新車価格から計算するとどれくらい?
ここからは、あくまで仮の計算です。一般に輸入コンパクトの残り具合は、1年で7割前後、3年で半分前後、5年で3〜4割前後と言われることがあります。
| 例 | 新車価格 | 経過 | 残り具合の目安 | 計算上の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年式 A 180 Urban Stars | 5,150,000円 | 約1年 | 65〜75% | 約330〜390万円 |
| 2025年式 A 200 d Urban Stars | 5,880,000円 | 約1年 | 65〜75% | 約380〜440万円 |
| 2023年式 A 180(改良後) | 4,980,000円 | 約3年 | 45〜55% | 約220〜270万円 |
| 2023年式 A 200 d(改良後) | 5,580,000円 | 約3年 | 45〜55% | 約250〜310万円 |
『思ったより低い』と感じた方もいるかもしれません。輸入車は新車からの最初の数年で値下がりが大きく、そのあとはゆるやかになりやすいんです。
A 200 dのほうが金額は大きく見えます。ただ、新車価格の差も大きいので、「買った額からいくら下がったか」で比べると近い数字になるんです。
この数字は、相場を知るための物差しにすぎません。時期・地域・状態で大きく変わるので、実際の金額は査定で確かめるのが確実です。
2018〜2022年式は、新車価格が今と大きく違います。オプションの付け方でも差が出やすいので、計算より査定の数字を見たほうが早いです。
特に2018〜2019年の初期は、A 180とA 180 Styleの2本立てでした。どちらだったかで装備も新車価格も違うので、車検証や注文書でグレード名を確かめておきましょう。
車検証の初度登録年月から経過年数を出し、買った時の注文書の車両本体価格に当てはめてみてください。オプション代まで足すと高く見積もりすぎるので、本体価格で計算するのがコツです。
W176以前の相場はどう見る?
3代目のW176は2013年1月発売の世代です。10年前後たった車が中心なので、年式より「状態と整備記録」で値段が決まりやすくなります。
W176は、今のW177よりひと回り小さく、見た目も丸みのあるデザインです。『古い型だから安いだけ』と見られがちですが、手頃にベンツに乗りたい人には根強く探されています。
W176では7速のデュアルクラッチの変速ショックや、電装系の警告灯が話題になることがあります。査定の時に整備の記録を見せられると、説明がスムーズです。

初代W168や2代目W169になると、値段がつくかどうかは個体しだいです。『値段がつかないかも』と思っても、まずは一度査定に出してみてください。
世代の見分け方はAクラスの歴代モデル一覧、W176の特徴はW176の前期・後期の違いで詳しく書いています。
走行距離でどれくらい変わる?
年式の次に効くのが走行距離です。よく言われる基準は「1年で1万km」なんです。
年式に対して距離が少なければ評価が上がりやすく、多ければ下がりやすくなります。5万km・10万kmといった大台をまたぐと、見られ方が一段変わると言われます。
| 年式に対する距離 | 例(3年落ち) | 査定での見られ方 |
|---|---|---|
| 少なめ | 2万km未満 | 有利に見られやすい |
| ふつう | 2〜4万km | 標準的な評価 |
| 多め | 4〜6万km | 下がりやすい |
| かなり多い | 6万km超 | 整備記録が大事になる |
例えば同じ2023年式でも、2万kmと6万kmでは評価が変わります。『距離が多いから無理だ』と諦める必要はありません。ただ、整備をきちんとしてきたことを伝えられるかが大事になります。
『自分の車は多いほう?』と気になったら、走行距離を経過年数で割ってみてください。1年あたり1万kmを大きく超えていなければ、標準の範囲です。
A 200 dはディーゼルなので、長距離を走る人が選びやすい車です。距離が多めでも、ディーゼルを探している人にとっては納得できる範囲のことがあります。
逆に、距離がかなり少ない車も注意が必要です。長く動かしていなかった車は、バッテリーやタイヤの劣化を見られることがあります。
タイヤは見落としやすいところです。A 180とA 200 dは225/45R18、AMG A 35は235/35R19と、大きめのタイヤを履いています。溝が少ないと交換費用を差し引いて見られることがあるので、残り具合は確かめておきましょう。
もうすぐ5万kmや10万kmに届きそうなら、その前に一度査定を受けておくと判断しやすいです。大台をまたいでから売ると、同じ状態でも評価が一段下がることがあります。
グレード・装備・色で買取額は変わる?
『A 180とA 200 d、どっちが高く売れる?』という疑問はよく聞きます。売値はA 200 dのほうが高く出やすいものの、新車価格も高いので、差額で見るとあまり変わらないこともあります。
| モデル(現行MP202701) | 新車価格 | 査定で見られやすい点 |
|---|---|---|
| A 180 Urban Stars | 5,250,000円 | 台数が多いので装備と状態の差が出やすい |
| A 200 d Urban Stars | 5,980,000円 | ディーゼルの整備記録、AdBlueの補充状況 |
| Mercedes-AMG A 35 4MATIC | 7,940,000円 | タイヤ・ブレーキの減り、改造の有無 |
| Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ | 9,690,000円 | 台数が少なく、状態で大きく差がつく |
装備で見られやすいのは、ナビゲーションパッケージ(A 180のオプション・376,000円)や、アドバンスドパッケージ(475,000円)です。360°カメラやパノラミックスライディングルーフは、中古で探す人に人気があります。
ただ、オプション代がそのまま買取額に上乗せされるわけではありません。付いていればプラス材料になる、くらいの考え方がちょうどいいです。
- 車検証の型式と初度登録年月
- 付いているパッケージオプションの名前
- 純正ホイール・純正部品が残っているか
- スペアキーと記録簿がそろっているか
『A 35やA 45 Sは特別だから高く売れるはず』と考える方もいますよね。たしかに欲しい人ははっきりしています。ただ、走らせ方の跡を細かく見られるので、タイヤやブレーキの交換記録があると安心です。
色は、白・黒・グレー・シルバーが中古で探されやすい色です。現行の4色(ポーラーホワイト/コスモスブラック/マウンテングレー/ハイテックシルバー)はどれもこの中に入ります。
ローズゴールドのような過去の色は、好きな人には刺さる一方で、店によって見方が分かれやすいです。
色ごとの差やグレードごとの値持ちの考え方は、Aクラスのリセールバリューで詳しく書いています。
査定で見られるところと、高く売るための準備
ここが自分でできる部分です。実は、ちょっとした準備で印象が変わることがあるんですよね。
査定する人は、限られた時間で車全体を見ます。最初に目に入る車内のにおいや汚れは、思っている以上に印象を左右するんです。
- 車内の荷物を出して、掃除機をかけておく
- 記録簿・取扱説明書・スペアキーをそろえる
- 点いている警告灯がないか確かめる
- 社外品に替えた部品は、純正品も用意しておく
- 小さな傷は無理に直さず、そのまま見てもらう
小さな傷を直してから出すべきか、迷う方も多いはずです。修理代が査定のプラス分より高くつくことが多いので、小傷ならそのままで構いません。
においは別です。タバコやペットのにおいは、査定で下がりやすいポイントになります。窓を開けて換気し、シートやマットを掃除しておくだけでも違いますよ。
修復歴があるかどうかは、隠さずに伝えておきましょう。あとから分かると、金額の見直しや手続きのやり直しにつながることがあります。
警告灯は気をつけたいところです。「冷却水を点検してください」のような表示が出たままだと、修理費を大きめに見込まれることがあります。原因が分かるなら、先に確かめておきましょう。
実際の査定では、こんなやりとりになることがあります。
「こちらの車、記録簿は全部そろっていますか?」
「はい、正規販売店で毎年点検を受けた記録があります」
こういう一言で、整備されてきた車だと伝わりやすくなります。
メルセデス・ケアの3年間に正規販売店で点検を受けていれば、その記録が残っているはずです。延長の保証プラスやメンテナンスプラスに入っていた場合も、書類を一緒に出しておきましょう。
故障しやすい箇所の目安はAクラスの故障しやすい箇所で確認できます。
下取りと買取、どちらに出すのがいい?
売り先は、新車を買う正規販売店の下取りと、買取店への売却の2つが中心です。どちらが高いかは、その時の在庫事情で変わります。
| 売り先 | 良いところ | 気をつけたいところ |
|---|---|---|
| 正規販売店の下取り | 乗り換えの手続きが一度で済む | 値引きと混ざって評価が見えにくい |
| 買取店に1社だけ | 手間が少ない | 高いか安いか判断しにくい |
| 買取店を何社か比べる | 店ごとの差が見える | 連絡のやりとりが増える |
下取りの良さは、手間の少なさです。新しい車の納車まで今の車に乗り続けられるので、車が無い期間ができにくいんですよね。
買取店に売る場合は、引き渡しの日を相談しておきましょう。納車の時期と合わせられるかどうかで、使い勝手が変わります。
『下取りに出すつもりだから、買取は関係ない』と思う方もいますよね。ただ、買取の金額を知っておくと、下取りの提示が妥当かどうかを比べられます。
例えば、乗り換え先が決まっているなら、まず買取店で今の車の金額を聞いておきます。そのあとで正規販売店に行き、新車の値引きの話を先に済ませましょう。
下取りの話は最後にします。この順番だと、それぞれの金額が見えやすくなるんです。
新車の値引きと下取りは、別々に話すのがおすすめです。一緒にすると、どちらで得をしたのかが見えにくくなります。値引き交渉の進め方はAクラスの値引き相場と交渉の順番をどうぞ。
ベンツAクラス買いたいドットコム
ベンツAクラスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ベンツAクラスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
売る時期で買取相場は変わる?
買取相場は、時期によっても動きます。『いつ売っても同じでしょ』と思いがちですが、実はそうでもないんです。
| 時期・きっかけ | 相場への影響の考え方 |
|---|---|
| 年度末に向けた時期 | 中古車を探す人が増え、店が仕入れに動きやすい |
| 改良・値上げの発表 | 新車が高くなると、中古の需要が上がることがある |
| 後継モデルの報道 | 旧型扱いになり、相場が動くことがある |
| 車検の直前 | 車検費用をかける前に比べやすい |
車検の前に売るか、通してから売るかは迷うところですよね。車検費用は査定に上乗せされにくいので、手放す予定が近いなら車検の前に比べておくのが無難です。車検費用の目安はAクラスの車検費用で確認できます。
Aクラスは、本国では2028年まで生産が続くと報じられています。ただ、日本での販売終了は発表されていません。新しい情報が出た時に慌てないよう、自分の車の金額を一度知っておくと安心です。
詳しい売り時の区切りはリセールバリューの記事でもまとめています。
今の車にいくら付くかは、何社かの金額を並べると見えてきます。一番高い店に決める必要はありません。差の大きさを知っておくだけで、売る時の判断がしやすくなりますよ。
よくある質問
ベンツAクラスの買取相場はいくらくらいですか?
年式と新車価格で大きく変わります。計算上の目安では、2023年式のA 180で約220〜270万円ほどになりますが、実際の金額は査定で確かめるのが確実です。
走行距離が10万kmを超えたら値段はつきませんか?
つかないとは限りません。整備記録がそろっていれば評価につながることがあるので、まずは査定に出してみてください。
下取りと買取はどちらが高いですか?
その時の店の在庫事情で変わります。買取の金額を先に知っておくと、下取りの提示と比べやすくなります。
傷を直してから売ったほうが高くなりますか?
小さな傷なら、修理代のほうが高くつくことが多いです。そのまま見てもらって構いません。
セダンも同じように相場を考えればいいですか?
考え方は同じです。Aクラス セダンは新車の販売が終わっていて(2025年5月のFinal Editionが最終モデル)、中古の台数で相場が動きやすい点は覚えておきましょう。
まとめ
- 買取相場は「新車価格 × 経過年数」で大きな幅が決まり、距離・装備・状態で上下する
- 同じA 180でも新車価格は322万円から525万円まで年式で違う
- 走行距離の目安は1年1万km。大台の前に一度査定を受けると判断しやすい
- 記録簿・スペアキー・純正部品をそろえ、下取りと買取を比べてみる





コメント