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ベンツAクラスを買おうと思って保険の見積もりを取ったら、思っていたより高くて驚いた、という方は多いはずです。
『輸入車だから保険も高いのは仕方ないの?』と感じますよね。
結論から言うと、Aクラスの保険料を大きく動かすのは「車両保険をいくらで付けるか」と「誰が運転するか」の2つです。ここを見直すだけで、同じ車でも保険料はかなり変わります。
保険料そのものは人によって違うので、この記事では金額を決めつけず、どこを見れば下がるのかを中心にお話しします。
この記事では、Aクラスの保険料が決まる仕組みと、下げるために今日からできることを順番に見ていきます。
ベンツAクラスの保険料は何で決まる?
任意保険料は「車の条件」と「人の条件」の掛け算で決まります。Aクラスで差が大きいのは、車両保険の金額と、運転する人の年齢・範囲です。
保険料の見積もりを見ると、項目がたくさん並んでいて分かりにくいですよね。
実は、決める要素は大きく分けると5つしかないんです。
| 決まる要素 | 中身 | Aクラスでの影響 |
|---|---|---|
| ノンフリート等級 | 事故歴で上下する割引の段階 | 等級が高いほど安い |
| 年齢条件 | 補償する運転者の年齢の下限 | 若い年齢まで補償すると高い |
| 運転者の範囲 | 本人のみ、夫婦、家族など | 範囲が広いほど高い |
| 型式別料率クラス | 型式ごとの事故実績で決まる | 型式で変わる |
| 車両保険 | 自分の車の修理を補償 | 車両価格が高いほど大きく効く |
このうち、車そのものに関係するのは「型式別料率クラス」と「車両保険」です。
残りの3つは、運転する人の条件です。つまり、同じAクラスでも、乗る人によって保険料はまったく違ってきます。
「輸入車だから高い」は半分だけ正しい
『ベンツだから保険が高い』とよく言われますよね。
ただ、メーカー名だけで保険料が決まるわけではありません。高くなりやすい理由は、車両価格が高くて車両保険の金額が上がることと、修理代が国産車より高くなりがちなことです。
例えば、車両保険を付けない契約なら、車の価格の影響はかなり小さくなります。
逆に言えば、Aクラスの保険料で一番考えどころになるのは車両保険なんです。
型式を見れば保険の「料率クラス」が分かる
自動車保険には、型式ごとに決まる「型式別料率クラス」という目安があります。
事故の実績が多い型式ほどクラスが高く、保険料も上がる仕組みです。
Aクラスの現行モデルは、グレードごとに型式が違います。2026年9月29日時点の公式プライスリスト(MP202701)とカタログの値で並べるとこうなります。
| モデル | 車両型式 | 排気量 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| A 180 Urban Stars | 5AA-177084 | 1,331cc | 5,250,000円 |
| A 200 d Urban Stars | 3DA-177012 | 1,949cc | 5,980,000円 |
| Mercedes-AMG A 35 4MATIC | 4AA-177051M | 1,991cc | 7,940,000円 |
| Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+ | 4BA-177054M | 1,991cc | 9,690,000円 |
型式が違えば料率クラスも別々に決まります。
なので、A 180とA 200 dで迷っている方は、両方の型式で見積もりを取ってみてください。

料率クラスは損害保険料率算出機構のサイトで、車検証の型式から調べられます。保険会社の見積もり画面でも、型式を入れると自動で反映されます。
中古のAクラスは型式が違う
ここで気をつけたいのが、年式によって型式が違う点です。
例えば、A 180は2023年11月頃のモデルから型式が「5BA-」から「5AA-177084」に変わっています。
中古で買う時は、販売店の表示ではなく、車検証に書かれた型式で見積もりを取っておきましょう。
AMGのA 35・A 45 Sは別物と考える
『同じAクラスなら、AMGでも保険はそんなに変わらないでしょ?』と思うかもしれません。
ただ、AMG A 35は306PS、A 45 Sは421PSと、A 180の136PSとは性格がまるで違います。型式も別なので、料率クラスも別に決まります。
さらに車両価格が794万円と969万円なので、車両保険の金額もぐっと上がります。
AMGを考えている方は、購入前に一度見積もりを取ってから決めるのが安心です。保険会社によっては、車両保険の引き受けに条件が付くこともあるんです。
車両保険はいくらで付ける?
Aクラスの保険料で一番大きく効くのが車両保険です。
新車の場合、車両保険の金額は車両本体とオプションの価格を基準に、保険会社が示す幅の中から選ぶのが一般的です。
例えばA 180 Urban Starsは本体525万円です。ナビゲーションパッケージ(376,000円)や有償メタリック(116,000円)を付けると、車の価格はさらに上がります。
| 例 | 本体 | 主なオプション | 合計 |
|---|---|---|---|
| A 180 Urban Stars(白・オプションなし) | 5,250,000円 | なし | 5,250,000円 |
| A 180 Urban Stars(黒+ナビゲーションパッケージ) | 5,250,000円 | 116,000円+376,000円 | 5,742,000円 |
| A 200 d Urban Stars(白・オプションなし) | 5,980,000円 | なし | 5,980,000円 |
価格は2026年9月29日時点の公式プライスリスト(MP202701)のメーカー希望小売価格です。
車両保険の金額は、この価格に近いほど保険料が上がります。
車両保険は付けるべき?
『車両保険を外せば一気に安くなるけど、外していいのかな』と迷いますよね。
結論から言うと、ローンや残クレで買う方、修理代をすぐ払える余裕がない方は付けておく方が安心です。
- ぶつけた時の修理代を保険で払える
- 当て逃げや台風の被害にも備えられる(補償タイプによる)
- ローンが残っていても全損時に困りにくい
- 保険料が大きく下がる
- 修理代は自分で払う
- 輸入車の部品代の高さがそのまま家計に来る
Aクラスはバンパーやライトの部品が国産車より高くなりがちです。
小さなキズでも数十万円の見積もりになることがあるので、外すなら「その額を払えるか」で考えてみてください。
修理代の目安はAクラスの修理費の目安でまとめています。
保険料を下げるためにできること
保険料は、契約の条件を少し変えるだけでも下がります。
『条件を絞ると、いざという時に困らない?』という不安もありますよね。ここでは、補償を薄くしすぎずに下げる方法を並べます。
- 年齢条件を、実際に運転する一番若い人に合わせる
- 運転者の範囲を「本人のみ」や「本人・配偶者」に絞る
- 車両保険の免責金額(自己負担額)を設定する
- 車両保険の補償タイプを、事故の多い場面に合わせて選ぶ
- 年間の走行距離や使用目的を実態に合わせて申告する
- 前の車の等級を引き継ぐ手続きを忘れない
- 2台目なら、セカンドカー割引が使えるか確かめる
- 複数の保険会社で同じ条件の見積もりを取る
特に効くのが、年齢条件と運転者の範囲です。
例えば、家族の若い人がたまに運転するだけなら、その人の分を1日単位の保険で補う方法もあります。
年に数回しか運転しない人のために、毎年の保険料を上げ続けるのはもったいないですよね。
「年末に帰省した時だけ子どもが運転する」という家庭なら、本契約は夫婦限定にしておき、その日だけ別の保険で補う形が合っています。
免責金額を付けると下がる
車両保険の免責金額とは、修理の時に自分で払う金額のことです。
例えば「1回目5万円」のように設定すると、その分保険料が下がります。
小さなキズは自分で直して、大きな事故だけ保険で直す、という考え方ですね。
等級の引き継ぎを忘れない
乗り換えの時に、前の車の等級を新しいAクラスに引き継げます。
新しく保険に入ると多くの場合6等級からのスタートになるので、引き継ぎを忘れると保険料が大きく上がってしまうことも。
販売店で納車日が決まったら、保険会社に車両入れ替えの連絡をしておきましょう。
小さなキズで保険を使うと損をすることも
事故で保険を使うと、多くの場合、翌年から等級が3つ下がります。
等級が下がると割引が減るうえ、事故ありの期間は割引率も低くなります。数年かけて払う保険料の増え方が、受け取った保険金より大きくなることもあるんです。
例えば、ドアミラーを少しこすった程度の修理なら、保険を使わずに自分で払った方がトータルで安く済むケースもあります。
『保険に入っているんだから使わないと損』と思いがちですよね。ただ、使うかどうかは修理の見積もりが出てから、保険会社に「使った場合の保険料の増え方」を聞いて決めるのがおすすめです!
補償を削りすぎないこと
保険料を下げたい時でも、対人賠償と対物賠償は無制限にしておくのが基本です。
輸入車同士の事故や、お店に突っ込んでしまった時など、相手への賠償は思った以上に大きくなることがあります。
削るなら、まず車両保険の条件や運転者の範囲から。相手への補償は最後まで残しておきましょう。
代理店型とネット型、どちらで入る?
Aクラスの保険は、販売店ですすめられる代理店型と、自分でネットから申し込むネット型のどちらでも入れます。
『販売店で入った方が、事故の時に話が早いのかな』と迷いますよね。
- 納車と同時に手続きがまとまる
- 事故の時に担当者へ相談しやすい
- 修理の入庫先と話がつながりやすい
- 自分で条件を決めて申し込む
- 事故の受付は電話やアプリが中心
- 代理店型より保険料が抑えやすい傾向がある
どちらが良いかは、事故の時に誰に相談したいかで決めるのが分かりやすいです。
例えば、販売店でこんな会話になることがあります。
「保険もこちらでお入りになりますか?」
「ネットの見積もりと比べてから決めてもいいですか?」
こう聞いても失礼にはなりません。同じ補償内容で並べて、差額と安心感のどちらを取るか決めてみてください。
見積もりを比べる時の注意
比べる時は、補償の中身をそろえるのが大事です。
車両保険の金額や補償タイプ、免責金額、特約が違うと、安く見えても中身が薄いことも。
特にロードサービスや弁護士費用の特約は、会社によって付き方が違うので見落としやすいところです。
なお、新車のAクラスには3年間の24時間ツーリングサポートが付きます。保険のロードサービスと重なる部分があるので、内容を見比べておくと無駄がありません。保証の中身はAクラスの新車保証で確かめられます。
- 販売店で車検証の型式と納車日を確かめる
- 保険会社に車両入れ替えを連絡する
- 車両保険の金額と補償タイプを決める
- 納車日から補償が始まるか確かめる
中古のAクラスなら保険はどう変わる?
中古のAクラスは、車両価格が新車より下がっている分、車両保険の金額も下がります。
そのため、同じ人の条件なら新車より保険料は抑えやすくなります。
ただ、年式が古いと車両保険の金額が小さくなり、修理代が保険金を上回ることもあります。
修理代が車両保険の金額を超えると、保険金は上限までしか出ません。W176など年式が古い中古車では、車両保険を付けるかどうかを修理代の高さと合わせて考えてみてください。
『中古なら車両保険はいらないかな』と思う方もいるはずです。
その判断は、車の価格と、手元で払える修理代のバランスで決めるのが現実的です。
もう1つ見ておきたいのが、運転支援の装備です。
現行のAクラスは「ドライビングアシスタンスパッケージ」が全車標準で、衝突被害軽減ブレーキも付いています。保険会社によっては、こうした装備のある車に割引を設けていることがあります。
ただ、割引が付くかどうかは型式の発売時期などで変わります。中古で年式の古いAクラスを選ぶ時は、見積もり画面で割引が反映されているかを見ておきましょう。
中古車の選び方はAクラスの中古車の選び方も参考にしてみてください。
維持費の中で保険はどれくらいの重さ?
保険は維持費の中でも、人によって差が一番大きい項目です。
他の項目は、車が決まればほぼ決まります。
| 項目 | A 180 Urban Stars | A 200 d Urban Stars |
|---|---|---|
| 自動車税(年) | 30,500円(1,331cc) | 36,000円(1,949cc) |
| 燃料 | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 軽油 |
| WLTC燃費 | 16.9km/L | 19.2km/L |
| 重量税の区分 | 1.0t超1.5t以下 | 1.5t超2.0t以下 |
| 任意保険 | 人と車両保険で大きく変わる | 人と車両保険で大きく変わる |
税と燃費は公式カタログ(MP202701)の値です。
A 180はハイオク指定なので、燃料代はレギュラーの国産車より上がります。燃料の話はAクラスはハイオク?で詳しく見ています。
最初の3年は保険以外の出費が少ない
新車のAクラスには「メルセデス・ケア」が付き、3年間は定期メンテナンスの工賃と部品が無償です。
なので、最初の3年は保険と税金、燃料代が維持費の中心になります。
メンテナンス表示の意味はメンテナンスA・Bとはで、維持費の全体像はAクラスの維持費は年間いくらで確かめてみてください。

購入時の値引き交渉と合わせて、総額で考えるならAクラスの値引き相場も見ておくと安心です。
よくある質問
ベンツAクラスの保険料は国産車より高いですか?
車両保険を付ける場合は、車両価格が高い分だけ上がりやすいです。車両保険を付けない契約なら、差は人の条件の方が大きくなります。
A 180とA 200 dで保険料は違いますか?
型式が違うので、料率クラスも別々に決まります。車両価格も違うため、両方の型式で見積もりを取って比べるのが確実です。
型式はどこで確かめればいいですか?
車検証の型式欄です。新車なら販売店の見積書や注文書にも書かれています。
車両保険の金額は自分で決められますか?
保険会社が車の年式や価格をもとに示す幅の中から選ぶのが一般的です。幅の上限に近いほど保険料は上がります。
若い家族が運転する予定がある時はどうすればいいですか?
年齢条件を若い人に合わせると、毎年の保険料が上がります。運転する回数が少ないなら、本契約の条件は絞っておき、運転する日だけ1日単位の保険で補う方法も考えてみてください。
保険料の見積もりはいつ取ればいいですか?
注文の前、グレードを決める段階で取るのがおすすめです。A 180とA 200 d、AMGでは型式も車両価格も違うので、維持費まで含めて比べてから決められます。
残クレで買う場合は車両保険が必要ですか?
契約上の条件は販売会社やローン会社で違います。全損時に残債が残るリスクを考えると、付けておく方が安心です。
まとめ
- Aクラスの保険料は「車両保険」と「運転する人の条件」で大きく変わる
- 型式ごとに料率クラスが決まるので、車検証の型式で見積もる
- 現行の型式はA 180が5AA-177084、A 200 dが3DA-177012
- 年齢条件と運転者の範囲、免責金額の設定で保険料は下げられる
- 乗り換え時は等級の引き継ぎを忘れずに





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