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ベンツAクラスに乗り始めて、初めてのガソリンスタンドで『これ、ハイオクだっけ?レギュラーでもいいの?』と迷う方は多いはずです。
結論から言うと、A 180 Urban StarsとAMGの2モデルはハイオク(無鉛プレミアム)、A 200 d Urban Starsは軽油です。レギュラーを入れるのはおすすめしません。
この記事では、グレードごとの燃料とタンク容量、給油口の開け方まで、給油の前に知っておきたいことを順番に見ていきます。
ベンツAクラスの燃料はハイオク?軽油?
現行のAクラスで軽油を入れるのはA 200 d Urban Starsだけです。A 180 Urban Stars、AMG A 35 4MATIC、AMG A 45 S 4MATIC+の3モデルは、いずれもハイオク(無鉛プレミアム)指定です。
メルセデス・ベンツ公式のData Information(MP202701)では、燃料とタンク容量はこうなっています。
| モデル | 使用燃料 | 燃料タンク | エンジン |
|---|---|---|---|
| A 180 Urban Stars | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 43L | 1,331cc 直4ターボ |
| A 200 d Urban Stars | 軽油 | 43L | 1,949cc 直4ディーゼルターボ |
| AMG A 35 4MATIC | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 51L | 1,991cc 直4ターボ |
| AMG A 45 S 4MATIC+ | 無鉛プレミアム(ハイオク) | 51L | 1,991cc 直4ターボ |
名前に「d」が付いているのがディーゼルです。覚え方はこれだけでOKです。
家族で1台を使い回している時や、代車でAクラスを借りた時は、運転する人が燃料を知らないこともあります。給油を頼む前に「この車はハイオク」「これは軽油」と一言伝えておくと安心ですよ。
『A 180は排気量が小さいから、レギュラーでいいんじゃないの?』と思う方もいますよね。
実は、排気量の大小と指定燃料は関係ありません。A 180もターボで力を出すエンジンなので、ハイオクを前提に作られています。

中古のAクラスも基本は同じ
中古車で旧型のW176や、過去グレードのA 250 eなどを買う方もいると思います。
輸入車のガソリンモデルはハイオク指定が多いですが、年式とモデルで違うことがあります。
一番確実なのは、給油口のふたの裏に貼られているラベルや、取扱説明書の燃料の欄を見ることです。中古車を買ったら、最初の給油の前に一度見ておきましょう。
レギュラーを入れたらどうなる?
『間違えてレギュラーを入れちゃった…壊れる?』と焦りますよね。
まず落ち着いてください。ハイオク指定の車にレギュラーを1回入れたからといって、すぐに走れなくなるわけではありません。
1回だけ入れてしまった時
いまのエンジンは、ノッキング(異常燃焼)を感じ取ると、点火のタイミングを自動で遅らせて守る仕組みを持っています。
そのため、レギュラーが混ざっても多くの場合は走れます。ただ、力が出にくくなったり、燃費が落ちたりすることがあります。
- 急加速や高回転を避けて、おだやかに走る
- 半分ほど減ったら、ハイオクを継ぎ足して薄める
- 次からはハイオクに戻す
- エンジンの警告灯が点いたら、販売店に相談する
レギュラーを入れ続けるのはやめておこう
問題になりやすいのは、「安いから」とレギュラーを入れ続ける場合です。
ノッキングを抑えるための制御がずっと働く状態になるので、本来の力が出ず、燃費も下がりやすくなります。
結果として、レギュラーで浮いたお金が燃費の悪化で消えてしまうことも。
さらに、指定と違う燃料が原因の不具合は、保証の対象外になることがあります。新車から3年間のメルセデス・ケアの期間中でも、ここは気をつけたいところです。
ハイオクとレギュラーの値段の差はどれくらい?
ハイオクとレギュラーの差は、1Lあたり10円前後になることが多いです。時期と地域で変わるので、ここでは計算用に11円で置いてみます。
| 年間走行距離 | A 180の給油量の目安 | 年間の差額の目安 |
|---|---|---|
| 5,000km | 約370L | 約4,000円 |
| 10,000km | 約740L | 約8,100円 |
| 15,000km | 約1,110L | 約12,200円 |
給油量は、A 180のWLTC燃費16.9km/Lの8割(13.5km/L前後)で計算しています。
年1万kmで差は8千円ほど、月にならすと700円弱です。
この金額のために、走りや燃費を落としたり、保証の心配をしたりするのは、割に合わないと感じる方が多いはずです。
ハイオクの銘柄やスタンドで違いはある?
『ハイオクなら、どこのスタンドで入れても同じ?』と気になる方もいますよね。
日本のハイオクは、どの銘柄でもオクタン価の基準を満たしています。普段の給油は、通いやすいスタンドで入れて問題ありません。
銘柄ごとに洗浄剤などの添加剤が違い、それぞれに特徴をうたっています。ただ、どれを選べばいいという決まりはありません。
気になる方は、点検の時に販売店で聞いてみるのも一つの手です。
長く乗らない時は燃料をどうする?
週末しか乗らない方や、出張で1か月ほど車を置いておく方もいると思います。
燃料は長く置いておくと少しずつ劣化します。数週間くらいなら気にしなくて大丈夫ですが、何か月も乗らない時は注意が要ります。
例えば、長く置く前に満タン近くまで入れておくと、タンクの中の空気が減って結露が起きにくくなると言われます。
あわせて、乗らない間はバッテリーが弱りやすくなります。久しぶりに乗る時は、エンジンがかかるかを先に確かめておきましょう。
燃費の詳しい数字はベンツAクラスの実燃費はどれくらい?でまとめています。
A 200 dの軽油とAdBlueの話
A 200 d Urban Starsは、2.0Lのディーゼルエンジンです。給油するのは軽油です。
ディーゼルは軽油の値段がハイオクより安く、燃費もWLTCで19.2km/Lと現行Aクラスで一番いいので、燃料代は抑えやすくなります。
軽油と灯油を間違えない
『軽油と灯油って何が違うの?』と思う方もいるかもしれません。
軽油はディーゼルエンジンの車用の燃料で、灯油はストーブ用です。スタンドによっては同じような色のノズルが並んでいることもあるので、表示を見てから給油しましょう。
AdBlue(アドブルー)の補充が要る
A 200 dには、排ガスをきれいにするための「AdBlue」という液体を入れるタンクがあります。燃料とは別のものです。
残りが少なくなるとメーターに表示が出て、そのまま空にするとエンジンがかけられなくなる仕組みになっています。
AdBlueと軽油の補充口は別です。補充口の位置は取扱説明書で確かめて、AdBlueの補充口に軽油を入れないよう気をつけてください。自分で補充するのが不安なら、点検の時に販売店で入れてもらう方法もあります。
ディーゼルは短い距離ばかりだと向かない?
ディーゼルについて、『近所の買い物ばかりだと調子が悪くなるって本当?』という声もあります。
ディーゼルには、排ガスのすすを集めて、ある程度たまったら燃やしてきれいにする仕組みがあります。この「燃やす」作業は、ある程度の距離を続けて走っている間に行われるんです。
短い距離で止める乗り方ばかりだと、この作業が終わりきらないことがあります。
例えば、毎日の通勤で20〜30分走る方や、週末に高速道路を使う方なら、あまり気にしなくて大丈夫です。片道数キロだけの使い方がほとんどなら、A 180のほうが合っているかもしれません。
補充の頻度や費用は、走る距離と乗り方で変わります。点検のたびに見てもらっておけば、急に表示が出て慌てることも減りますよ。
軽油車にガソリン、ガソリン車に軽油を入れたら?
ハイオクとレギュラーの入れ間違いより、ずっと深刻なのがこちらです。
A 200 dにガソリンを入れる、あるいはA 180に軽油を入れるといった、エンジンの種類と違う燃料の入れ間違いです。
- エンジンをかけない(かけていたらすぐ止める)
- 車を動かさない
- メルセデス・ベンツの24時間ツーリングサポートか、販売店に連絡する
- ガソリンスタンドの店員さんにもその場で伝える
エンジンをかけると、間違った燃料が燃料ポンプやエンジンに回ってしまいます。そうなると修理が大がかりになることも。
エンジンをかける前なら、タンクから燃料を抜くだけで済む場合があります。給油が終わってから気づいても、エンジンをかけずに連絡するのが一番の対策です。
セルフのスタンドでは、ノズルの色と表示を見てから給油する習慣をつけておきましょう。
タンク容量は何リットル?満タンでどれくらい走る?
A 180とA 200 dの燃料タンクは43L、AMGの2モデルは51Lです。
満タンにした時の金額のイメージも出しておきます。単価は計算用の仮の値です。
| モデル | タンク | 満タン時の燃料代の目安 | WLTC燃費で計算した航続距離 |
|---|---|---|---|
| A 180 Urban Stars | 43L | 約8,000円(ハイオク185円) | 約726km |
| A 200 d Urban Stars | 43L | 約7,100円(軽油165円) | 約825km |
| AMG A 35 4MATIC | 51L | 約9,400円(ハイオク185円) | 約586km |
| AMG A 45 S 4MATIC+ | 51L | 約9,400円(ハイオク185円) | 約566km |
実際には空になってから給油することはないので、1回の給油量は30L台になることが多いはずです。
街乗りが多い方は、市街地モードの燃費で見たほうが現実に近いですよ。A 180の市街地モードは11.5km/Lなので、43Lで約494kmです。
給油ランプが点いたらどれくらい走れる?
『ランプが点いた、あと何km走れる?』と気になる場面もありますよね。
メーターの航続可能距離の表示を見るのが確実です。ただし表示は走り方で変わるので、ランプが点いたらできるだけ早めに給油しましょう。
特に高速道路では、サービスエリアの間隔が長い区間もあります。ランプが点く前に給油しておくと安心です。
給油口の開け方と、開かない時の対処
『給油口のレバーが見つからない!』というのは、国産車から乗り換えた方によくある話です。
Aクラスの給油口には、運転席のレバーやボタンがありません。
給油口の開け方
基本は、車のロックを解除した状態で、給油口のふたの端を軽く押すだけです。
- 車のロックを解除する(スマートキーかドアハンドルで)
- 給油口のふたの端を軽く押す
- ふたが少し浮いたら、指で開ける
- キャップを回して外し、ふたの内側に掛けておく
給油が終わったら、キャップを「カチッ」と音がするまで締め、ふたを押して閉めます。
給油口が車の左右どちら側にあるかは、モデルと年式で変わることがあります。初めての給油の前に一度確かめておくと、スタンドで迷いません。
給油口が開かない時
『押しても開かない…』という時は、次の順で確かめてみてください。
- 車がロックされたままになっていないか(ロック中はふたも開かない)
- 給油の途中でロックをかけていないか
- 冬場、ふたの周りが凍りついていないか
- スマートキーの電池が弱っていないか
一番多いのは、車がロックされたままのケースです。セルフスタンドで車を降りた時に、つい習慣でロックしてしまうんですよね。
一度ロックを解除してから、もう一度ふたを押してみましょう。
それでも開かない時は、無理にこじ開けずに販売店に相談してください。取扱説明書には、ふたが開かない時の手順が載っている場合もあります。
満タンの継ぎ足しはほどほどに
セルフスタンドで、ノズルが自動で止まった後に『もう少し入るかな』と継ぎ足す方もいますよね。
実は、自動で止まったところで満タンと考えて大丈夫です。無理に継ぎ足すと、燃料があふれてボディを汚したり、タンクの周りの部品に負担をかけたりすることがあります。
給油の量をきっちり合わせたい時より、止まったところでやめておくほうが、車には優しいんです。
スマートキーの電池が弱っている時は、ロックの解除がうまくいかないことがあります。電池交換の手順はスマートキーの電池交換を見てみてください。
燃料代も維持費の一部として見ておこう
ハイオク指定と聞くと、ランニングコストが心配になりますよね。
でも、ハイオクとレギュラーの差は年1万kmで8千円ほどです。維持費全体で見ると、自動車税や任意保険、点検のほうが大きな割合を占めます。
例えば、新車から3年間はメルセデス・ケアで点検整備の工賃と部品が無償です。点検の時期は、メーターに出る「メンテナンスA」「メンテナンスB」の表示で分かります。詳しくはメンテナンスA・Bの意味で解説しています。
燃料代を含めた年間の維持費はベンツAクラスの維持費は年間いくら?で、全部の内訳を計算しています。
これからAクラスを買う方は、購入価格の考え方も大切です。Aクラスの値引き相場と交渉の順番もあわせて見ておくと、総額のイメージがつかみやすくなりますよ。

よくある質問
ベンツAクラスはハイオクですか?
A 180 Urban Stars、AMG A 35 4MATIC、AMG A 45 S 4MATIC+はハイオク(無鉛プレミアム)指定です。A 200 d Urban Starsは軽油です(公式MP202701)。
A 180にレギュラーを入れても大丈夫ですか?
1回入れただけですぐに壊れることは少ないですが、力や燃費が落ちることがあります。入れ続けるのはおすすめしません。半分ほど減ったらハイオクを継ぎ足して戻しましょう。
ベンツAクラスのタンク容量は何リットルですか?
A 180とA 200 dは43L、AMG A 35とA 45 Sは51Lです。
給油口が開かないのはなぜですか?
多いのは車がロックされたままのケースです。ロックを解除してから、ふたの端を軽く押してみてください。それでも開かない時は販売店に相談しましょう。
A 200 dに入れるAdBlueとは何ですか?
ディーゼルの排ガスをきれいにするための液体で、軽油とは別のタンクに入れます。残りが少ないとメーターに表示が出るので、点検の時に販売店で補充してもらう方も多いです。
まとめ
- A 180とAMGの2モデルはハイオク、A 200 dは軽油
- レギュラーを1回入れてもすぐには壊れにくいが、入れ続けるのはおすすめしない
- ハイオクとレギュラーの差は年1万kmで8千円ほど
- 軽油車にガソリンなど違う燃料を入れたら、エンジンをかけずに連絡する
- 給油口はロック解除の状態でふたの端を押して開ける





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