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Aクラスを調べていると「W177」という記号がよく出てきて、『現行型って、どの年式のこと?』と迷っていませんか。
同じW177でも、2018年のモデルと今のモデルでは中身がかなり違うんです。
結論から言うと、W177は2018年10月に日本で発表された4代目のAクラスで、今も販売中の現行型です。2023年2月の改良で内外装とナビが新しくなり、2025年6月のUrban Starsで装備がぐっと充実しました。
この記事では、W177が何を変えた世代なのかと、年式ごとの違いを順番に見ていきます。
ベンツAクラスW177ってどんな世代?
W177は4代目のAクラスです。日本では2018年10月18日に発表され、2026年10月時点の最新モデル(MP202701)まで、同じW177のまま改良を重ねています。
「W177」は、メルセデス・ベンツが車の世代ごとに付けている型式の呼び名です。
Aクラスは1997年に初代が登場し、W168、W169、W176、そしてW177と続いてきました。セダンには「V177」という別の記号が付いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 世代 | 4代目 |
| 型式 | W177(セダンはV177) |
| 日本での発表 | 2018年10月18日(ハッチバック) |
| セダンの発表 | 2019年7月22日 |
| 大きな改良 | 2023年2月27日(マイナーチェンジ) |
| 最新モデル | MP202701(2026年6月頃〜) |
出典はメルセデス・ベンツ日本の公式リリースとプライスリストです。
『もう8年近くたつなら、古い車なの?』と思うかもしれません。ただ、途中で何度も手が入っているので、年式によって別の車のように中身が違うんです。
2018年の全面改良で変わったこと
ひとつ前のW176から、W177へのフルモデルチェンジは2018年でした。
この時のいちばんの話題は、「MBUX」というメルセデス・ベンツの新しいインフォテインメントシステムを、メルセデス・ベンツとして初めて積んだことです。
「ハイ、メルセデス」と話しかけると、ナビやエアコンを声で操作できる仕組みですね。
運転席の前には、メーターとナビの画面が横につながったような大きなディスプレイが並びます。この見た目が、W176から乗り換えた人が一番驚くところかもしれません。
いまのモデルでも、10.25インチのメディアディスプレイとデジタルコックピットディスプレイが標準です。スマホのワイヤレスチャージングも付いています。
MBUXの使い方はAクラスのMBUX・ナビの使い方で詳しく見ています。
前輪駆動のコンパクトという立ち位置は同じ
W177も、W176と同じく前輪駆動のプレミアムコンパクトです。公式では「スポーツコンパクト」という呼び方をしています。
同じ土台からは、Bクラス、CLA、GLA、GLBといった兄弟車も生まれました。『Aクラスだと少し狭いかも』という方が、兄弟車に目を向けることも多いんです。
| 2018年の発表時 | 内容 |
|---|---|
| モデル | A 180/A 180 Style |
| エンジン | 1.4L直列4気筒直噴ターボ |
| 変速機 | 7G-DCT(7速デュアルクラッチ) |
| 発表時の価格 | A 180 3,220,000円/A 180 Style 3,620,000円 |
| 話題 | MBUXをメルセデス・ベンツで初搭載 |
価格は2018年の発表時の公式リリースの値で、いまの新車価格ではありません。
発表時は300万円台から買えたんです。いまのA 180 Urban Starsが525万円なので、ずいぶん印象が違いますよね。
2019年にセダンとAMGが加わった
2019年は、W177の顔ぶれが一気に増えた年です。
7月22日にAクラス セダンが日本で発表され、8月にはメルセデスAMG A 35 4MATIC、10月にはA 45 S 4MATIC+が加わりました。
セダンは「メルセデス・ベンツ初の前輪駆動ベースのプレミアムコンパクトセダン」として登場しています。
その後、2021年にはプラグインハイブリッドのA 250 eも追加されました。A 250 eは2022年10月発売モデルまでの設定で、いまは選べません。
2023年の改良で変わったこと
W177の中で一番大きな区切りが、2023年2月27日のマイナーチェンジです。
公式リリースでは「新型Aクラス」として発売されました。『見た目はそんなに変わってないような…』と感じる方もいるかもしれませんが、中身はかなり手が入っています。
- 内外装のデザインを新しくした
- ナビを最新世代にした
- アダプティブハイビームアシストを全車標準にした
- A 200 dにMBUX ARナビゲーションとアドバンスドサウンドシステムを標準にした
- 新色のローズゴールドを追加した
A 180では、MBUX ARナビゲーションとアドバンスドサウンドシステムはオプションでした。
この時の発売時の価格は、A 180が4,980,000円、A 200 dが5,580,000円です(公式リリース)。
寸法も少し変わり、改良前の全長4,420mmから、2023年以降は4,430mm・全高1,440mmになりました(メディアの値)。
AMGも2023年4月に改良
AMGは少し遅れて2023年4月26日に改良型が出ています。
A 35は48V電気システムとスタータージェネレーターを採用しました。発売時の価格はA 35が754万円、A 45 Sが922万円です(メディアの値)。
AMGの2台の違いはAMG A35・A45の違いで詳しく見ています。
2023年以降の細かな変更
2023年の改良の後も、W177は細かく変わり続けています。
ここは見落としやすいところなので、年ごとに並べておきますね。
| 時期 | 変わったこと |
|---|---|
| 2023年11月頃 | A 180の型式が「5BA-」から「5AA-177084」に。WLTC燃費が15.3から16.8km/Lに |
| 2024年3月頃 | 運転支援が「レーダーセーフティパッケージ」から「ドライビングアシスタンスパッケージ」に |
| 2025年5月29日 | セダンの最終モデル「Final Edition」を追加 |
| 2025年6月26日 | 「Urban Stars」を追加。AMGラインパッケージなどを標準化 |
| 2025年12月頃 | 価格改定(MP202602) |
| 2026年6月頃 | 価格改定(MP202701・現行) |
出典は公式リリースと大手自動車メディアです。
A 180の型式が「5AA」になったのは、電動機を積んだハイブリッド扱いになったためです。電動機は定格8kW・最高10kWと、エンジンを手助けする役目のものです。
運転支援の名前が変わったのはなぜ?
2024年3月頃、運転支援の名前が「レーダーセーフティパッケージ」から「ドライビングアシスタンスパッケージ」に変わりました。
これは、国際基準のUN-ECE R152に合わせた変更です。中古車の広告で2つの名前が混ざって出てくるのは、このためなんです。
いまのドライビングアシスタンスパッケージは全車標準です。前の車との距離を保つアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックや、車線を保つアクティブレーンキーピングアシスト、ブラインドスポットアシストなどがまとまっています。
『名前が違うなら、中身も全然違うの?』と気になりますよね。
年式によって含まれる機能が違うこともあるので、中古で選ぶ時は装備表で中身を確かめておきましょう。詳しくはAクラスの安全装備で見ています。
Urban Starsで装備が一気に増えた
2025年6月のUrban Starsでは、それまで有償オプションだったAMGラインパッケージやAMGレザーエクスクルーシブパッケージが標準になりました。
いまのA 180 Urban Starsには、AMGライン、ナイトパッケージ、本革シート、18インチAMGアルミが標準で付いています。
『前の年式に、あとから同じ装備を足せばいいのでは?』と思うかもしれません。ただ、パッケージ装備は後付けが難しいものが多いので、中古で選ぶなら最初から付いている個体を探す方が現実的です。
グレードごとの装備の差はAMGライン・アーバンスターズ・ナイトパッケージの違いで見られます。

現行W177のスペックと価格
いま新車で買えるW177は、ハッチバックの4モデルです。全車右ハンドルで、セダンの新車は選べません。
| 項目 | A 180 Urban Stars | A 200 d Urban Stars | AMG A 35 4MATIC | AMG A 45 S 4MATIC+ |
|---|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 5,250,000円 | 5,980,000円 | 7,940,000円 | 9,690,000円 |
| 排気量 | 1,331cc | 1,949cc | 1,991cc | 1,991cc |
| 最高出力 | 136PS | 150PS | 306PS | 421PS |
| 変速機 | 7速(7G-DCT) | 8速 | 8速 | 8速 |
| 駆動 | FF | FF | 4WD | 4WD |
| 燃料 | ハイオク | 軽油 | ハイオク | ハイオク |
| WLTC燃費 | 16.9km/L | 19.2km/L | 11.5km/L | 11.1km/L |
| 全長×全幅×全高 | 4,440×1,800×1,420mm | 4,440×1,800×1,420mm | 4,445×1,800×1,410mm | 4,455×1,850×1,410mm |
| 最小回転半径 | 5.0m | 5.0m | 5.4m | 5.4m |
価格は2026年9月29日時点の公式プライスリスト(MP202701)、諸元は公式カタログ(MP202701)の値です。
AクラスのA 180とA 200 dは前輪駆動だけで、4MATICはAMGの2台だけです。雪道を走る機会が多い方は、Aクラスの駆動方式も確かめておきましょう。
W177の大きさは扱いやすい?
『ベンツって大きくて運転しにくそう』というイメージを持つ方もいますよね。
W177のA 180とA 200 dは、最小回転半径が5.0mです。全長4,440mmの車としては小回りがききやすく、街中や狭い駐車場でも扱いやすいサイズです。
ただ、全幅は1,800mmあり、ドアミラーを含むと1,990mmになります。古い立体駐車場では幅の制限に引っかかることもあるので、自宅や職場の駐車場の寸法は一度確かめておきましょう。
A 180とA 200 dのどちらにする?
普段使いで迷うのは、この2台ですよね。
- 価格が73万円安い
- 自動車税が年30,500円で安い
- 車両重量が1,420kgと軽い
- 電動機付きのハイブリッド扱い
- 価格は598万円
- 自動車税は年36,000円
- 燃費は19.2km/Lで一番良い
- ARナビやサウンドシステムが最初から標準
走る距離が長い方はA 200 d、街乗り中心の方はA 180が選びやすいと言われます。
例えば、店頭ではこんな相談が多いはずです。
「通勤で毎日けっこう走るんですが、ディーゼルの方がいいですか?」
「年間の走行距離を教えていただければ、燃料代で比べてみますね」
こうして燃料代と車両価格の差を一緒に計算してもらうと、決めやすくなります。
年式で選ぶならどこを見る?
中古でW177を探す時は、年式による違いを知っておくと失敗しにくくなります。
ざっくり分けると、3つの時期に分かれます。
| 時期 | 年式の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 前期 | 2018年〜2022年 | MBUX初搭載。A 180 StyleやA 250 eなど今は無いグレードもある |
| 改良後 | 2023年〜2025年前半 | 内外装とナビが新しい。運転支援の名称は途中で変わる |
| Urban Stars | 2025年6月〜 | AMGライン・ナイトパッケージ・本革シートが標準 |
前期と改良後で寸法も違うので、駐車場の寸法がぎりぎりの方は年式ごとに確かめておきましょう。
W177では、7G-DCTの低速でのギクシャク感や、ソフトウェア・MBUX関連の不具合が話題になることがあります。試乗で発進と低速の動きを確かめ、リコールや作業の履歴が記録簿に残っているかを見ておくと安心です。
『年式が新しい方が安心なのは分かるけど、予算が…』という方も多いですよね。
その場合は、前期でも記録簿がしっかり残っていて、保証の付く個体を優先するのが1つの考え方です。メルセデス・ベンツ認定中古車なら、保証付きで探せます。
- 予算と、前期・改良後・Urban Starsのどれを狙うか決める
- 車検証で初度登録年月と型式を確かめる
- 記録簿でメンテナンスとリコールの作業履歴を見る
- 試乗で発進や低速の動き、MBUXの動作を確かめる
- 保証の有無と期間を比べる
ひとつ前のW176とは何が違う?
ひとつ前のW176は、2013年1月16日に日本で発売された3代目です。
W176とW177のいちばん分かりやすい違いは、MBUXの有無です。W177は、話しかけて操作できるMBUXを最初から積んでいます。
また、新車保証のメルセデス・ケアは3年間なので、W176はすべて新車保証の期間が終わっています。
W176を中古で考えている方は、W176は中古で買い?で年式と故障の傾向を見ておきましょう。
W177のあとはどうなる?
『W177の次の型はいつ出るの?』という点も気になりますよね。
2026年10月4日時点で、次のフルモデルチェンジは発表されていません。本国では2028年まで生産を続けると報じられていますが、公式発表ではないんです。
詳しくはAクラスの新型・フルモデルチェンジの見通しと、Aクラスは生産終了でなくなる?で見ています!
ベンツAクラス買いたいドットコム
ベンツAクラスの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ベンツAクラスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
新車で検討する方は、見積もりの前にAクラスの値引き相場と限界額も読んでおくと、交渉の順番が分かります。

よくある質問
W177とは何ですか?
4代目ベンツAクラスの型式の呼び名です。日本では2018年10月18日に発表され、今も販売中の現行型です。セダンはV177と呼ばれます。
現行Aクラスの最新モデルはどれですか?
2026年6月頃に切り替わったMP202701です。A 180 Urban Stars、A 200 d Urban Stars、AMG A 35 4MATIC、AMG A 45 S 4MATIC+の4モデルがあります。
2023年の改良前と後はどう見分けますか?
車検証の初度登録年月がひとつの目安です。ナビの画面や内外装のデザインも違うので、販売店で年式と仕様を確かめるのが確実です。
W177の新車保証は何年ですか?
新車購入から3年間・走行距離無制限のメルセデス・ケアが付きます。期間中は一般保証修理と定期メンテナンスが無償で、有償の保証プラスやメンテナンスプラスで延ばすこともできます。
W177の中古はどの年式が狙い目ですか?
装備の新しさを重視するなら2023年2月の改良後、装備の充実を重視するなら2025年6月以降のUrban Starsが候補になります。予算を抑えたいなら前期も選択肢で、その場合は記録簿と保証の有無を重く見てみてください。
W177にセダンはありますか?
V177と呼ばれるセダンがありましたが、新車の販売は終わっています。2025年5月のFinal Editionが最終モデルで、中古車なら選べます。
W177のA 180は何ccですか?
1,331ccです。カタログでは1.4Lと表記されることがありますが、自動車税は1,331ccの区分で年30,500円です。
まとめ
- W177は4代目Aクラスで、日本では2018年10月18日に発表された現行型
- 2018年の全面改良でMBUXをメルセデス・ベンツとして初搭載
- 2023年2月の改良で内外装・ナビを刷新、アダプティブハイビームアシストを全車標準
- 2025年6月のUrban Starsで、AMGラインやナイトパッケージが標準に
- 現行はA 180 Urban Stars 525万円〜AMG A 45 S 969万円の4モデル





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