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ベンツAクラスを家族で使うつもりで見ていて、『後ろの席って狭くないかな』と気になっていませんか。コンパクトなハッチバックなので、そこが一番の心配ですよね。
結論から言うと、Aクラスの後部座席は大人が近い距離を移動するには十分な広さです。ただ、背の高い大人を乗せて長い時間となると、頭の上と乗り降りで窮屈さを感じやすい車なんです。
この記事では、公式の寸法をもとに後部座席の広さと座り心地を見ていき、試乗で何を確かめればいいかまでお伝えします。
ベンツAクラスの後部座席は大人でも座れる?
現行Aクラス(W177)は全長4,440mm・ホイールベース2,730mm(A 180/A 200 d・公式MP202701)のハッチバックで、乗車定員は5名です。大人4人までなら街乗りで困ることは少ない一方、後ろの席に3人並ぶと肩まわりがきつく感じやすいサイズです。
ホイールベースは前輪と後輪の間の距離で、ここが長いほど車内の前後に余裕が取りやすくなります。
Aクラスの2,730mmは、コンパクトなハッチバックとしては長めの部類です。『小さい車=後ろが狭い』というイメージほど窮屈ではないんです!
全長4,440mmの中でホイールベースを長めに取っているので、前後のタイヤが車の四隅に近い位置にあります。その分、車内の前後方向にスペースを回しやすいんです。
一方で、荷室もこの全長の中に収まっています。後部座席を広く使うか、荷室を広く使うかは、全長が限られたハッチバックではどうしても綱引きになります。
荷室の広さはベンツAクラスの荷室の広さで詳しく見ています。
| 項目 | A 180 Urban Stars | A 200 d Urban Stars |
|---|---|---|
| 全長 | 4,440mm | 4,440mm |
| 全幅 | 1,800mm | 1,800mm |
| 全高 | 1,420mm | 1,420mm |
| ホイールベース | 2,730mm | 2,730mm |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 |
出典:メルセデス・ベンツ公式 Data Information(MP202701)。
「狭い」と言われるのはどこ?
後部座席が狭いと言われる時、多くは足元よりも頭の上と乗り降りの話です。
全高は1,420mmと低めで、屋根は後ろに向かってなだらかに下がる形をしています。背の高い方が後ろの席に座ると、髪が天井に近く感じることも。
例えばこんな会話があります。
「足元は意外と余裕があるね」
「でも頭の上がちょっと近いかな」
こうした感想は、低くて形のきれいなハッチバックではよくあるものです。気になる方は、自分や家族の体格で一度座ってみるのが確実です。
前の席の位置で後ろの足元は変わる
『カタログを見ても、後ろの足元が何cmなのか分からない』という方も多いはずです。
後部座席の足元の広さは、前の席をどこまで下げるかで大きく変わります。メルセデス・ベンツ公式のData Informationにも、後席の足元の寸法は載っていません。
だからこそ、数字よりも「自分の運転姿勢で座った時」に後ろがどうなるかを見るのが大事なんです。
- まず運転席に座り、いつもの運転姿勢に合わせる
- そのまま降りて、運転席の真後ろに座る
- ひざと前の席の背もたれの間に、こぶし何個分あるかを見る
- 足先が前の席の下に入るかを確かめる
- 助手席の後ろでも同じように試す
自分の運転姿勢の真後ろに自分で座ってみると、同じ体格の大人が乗った時の感じがつかめます。
前の席の下に足先が入ると、長い時間座っても楽になります。シートの下のすき間は、年式やシートの仕様で違うことがあるので、実車で確かめてみてください。
後ろの真ん中の席と3人掛け
乗車定員は5名なので、後ろの席には3人座れます。
ただ、全幅1,800mm(公式MP202701)のコンパクトカーなので、大人3人が並ぶと肩が触れ合う近さになります。
『5人乗れるなら、5人でドライブに行けるよね?』と思いますよね。
短い移動なら座れますが、真ん中の席は左右より座面が硬く、足元の床も平らではないことが多いので、長距離ではつらく感じやすいんです。
| 後ろの席の使い方 | 向き不向き |
|---|---|
| 大人2人で近距離 | 十分 |
| 大人2人で長距離 | 体格によるが多くの場合問題ない |
| 大人3人で近距離 | 座れるが肩が近い |
| 大人3人で長距離 | おすすめしにくい |
| 子ども2人とチャイルドシート | 使える(取付は実車で確認) |
5人で乗る機会が多いなら、ひと回り大きい車も比べてみましょう。
同じメルセデス・ベンツのコンパクトにはBクラスがあります。公式プライスリスト(2026年9月29日時点)でB 180 Urban Starsは5,750,000円です。背の高いボディなので、後ろの席の頭の上に余裕があります。違いはベンツAクラスとBクラスの違いで比べています。
座り心地はどう?硬いと言われる理由
後部座席の座り心地は、シートだけでなく足まわりの硬さでも決まります。
現行のA 180とA 200 dのUrban Starsは、AMGラインのローワードコンフォートサスペンションと18インチAMGアルミが標準です(公式MP202701)。タイヤは225/45R18です。
車高を下げたサスペンションと大きめのタイヤは、見た目と走りの安定感に効く一方で、段差のショックが伝わりやすくなります。
『後ろの席だと、段差でゴツゴツ来るって聞いたけど…』そう感じる方がいるのは自然なことです。
実は、後ろの席は後輪の真上に近い位置に座ることになります。前の席よりも、路面からの突き上げを感じやすい場所なんです。
- シートがしっかりしていて体が沈み込みすぎない
- 高速道路では揺れがおさまりやすい
- プライバシーガラスで日差しがやわらぐ
- 段差での突き上げが伝わりやすい
- 頭の上が近く感じる人がいる
- 窓が小さめで開放感は控えめ
長い時間乗る時に疲れにくくするコツ
後ろの席で長い時間を過ごすなら、ちょっとした工夫で楽になります。
まず、前の席の人に少しだけシートを前に出してもらうことです。数cm動かすだけでも、後ろの人のひざまわりにゆとりが生まれます。
次に、こまめに休憩を入れることです。後ろの席は前が見えにくいので、前の席より酔いやすいと感じる人もいます。
『運転している自分は平気でも、後ろの家族が疲れていた』ということはよくあるんです。
1〜2時間に1回くらいは止まって、体を伸ばしてもらいましょう。
乗り心地全体の話はベンツAクラスの乗り心地と静かさで詳しく見ています。
AMGはさらに硬めになる
AMG A 35はAMGサスペンション、タイヤは235/35R19です(公式MP202701)。A 45 Sは245/35R19です。
AMGは走りを楽しむための足まわりなので、後ろの席に家族を乗せることが多いなら、試乗で後ろにも座ってもらうのがおすすめです。
乗り降りのしやすさは?
後部座席の満足度は、座っている時間だけでなく乗り降りでも変わりますよね。
Aクラスは5ドアのハッチバックなので、後ろの席にも専用のドアがあります。3ドア車のように前の席を倒して乗り込む必要はありません。
ただ、全高1,420mmと車が低いので、乗る時は頭を少し下げる動きが必要です。
例えば、ご年配の家族を後ろの席に乗せる機会が多いなら、こんなところを見ておくと安心です。
- 頭をどのくらい下げる必要があるかを試す
- ドアがどこまで開くかを見る
- 座面の高さが、立ち上がりやすい高さかを確かめる
- 狭い駐車場でドアを半分だけ開けた時に乗れるかを試す
子どもを乗せる時は、チャイルドシートへの乗せ降ろしで腰をかがめる時間が長くなります。チャイルドシートの取り付けと背もたれの倒し方は、ベンツAクラスのシートアレンジとチャイルドシートで解説しています。
後ろの席の安全装備も見ておこう
家族を後ろに乗せるなら、安全装備も気になるところです。
現行のAクラスは、後席シートベルトインジケーターが全車標準です(公式MP202701)。後ろの人がシートベルトをしているかが運転席のメーターで分かります。
窓側を覆うSRSウインドウバッグも全車標準です。
| 後ろの席に関わる装備 | 現行Aクラス(MP202701) |
|---|---|
| 後席シートベルトインジケーター | 全車標準 |
| SRSウインドウバッグ | 全車標準 |
| 降車時警告機能 | 全車標準(ドアを開ける時に後ろから来る車などを知らせる) |
| プライバシーガラス | A 180/A 200 d Urban Stars 標準 |
降車時警告機能は、子どもが道路側のドアを開けようとした時にも役に立つ装備です。2023年2月の公式リリースでは、エンジンを止めてから3分間働くとされています。
子どもを後ろに乗せる時に気をつけたいこと
小さな子どもが後ろに座る時は、ドアと窓の操作に気を配りたいですよね。
後ろのドアには、内側から開かないようにするチャイルドロックがあります。操作の場所や方法は、車に付いている取扱説明書で確かめておくと安心です。
窓の開け閉めも、運転席から後ろの窓を操作できないようにする機能が一般的に用意されています。
例えば、高速道路で子どもが窓のスイッチで遊んでしまう、という場面は避けたいところです。出発前に一度、設定を確かめておきましょう。
安全装備全体はベンツAクラスの安全装備でまとめています。
中古のAクラスで後部座席を比べる時
中古で探している方は、年式による違いも気になりますよね。
W177は2018年10月に日本で発表されたモデルで、それより前のW176(2013年1月発売)とは別の世代です。一般に、W177になって車内の広さが見直されたと言われています。
ここが大事なところです。
年式で全長や全高が違います。2023年2月の改良前(〜2022年)は全長4,420mm、2023年〜2025年前半は全長4,430mm・全高1,440mmとされています。中古を比べる時は年式ごとの数字で見てみてください。
後ろの席は前の席より使われる回数が少ないので、状態が良く見えがちです。それでも、座面の沈み、シートベルトの巻き取り、ドアの内張りの傷などは1台ずつ違います。実車で座って確かめておきましょう。
展示車や試乗車が見つからない時は
Aクラスは人気のモデルですが、近くの販売店に希望の仕様の展示車があるとは限りません。
そんな時は、同じW177のハッチバックであれば、年式が違う中古車でも後ろの席の感覚をつかむ参考になります。
ただ、屋根の形が違うセダンや、ひと回り大きいBクラスでは感じ方が変わります。比べる時は同じボディで座ってみてください。
Aクラス セダン(V177)は、ハッチバックとは屋根の形が違います。セダンの新車は現在買えず(2025年5月のFinal Editionが最終モデル)、中古車として流通しています。違いはベンツAクラス セダンは新車で買えない?で見ています。

後部座席を基準に選ぶなら
後部座席の広さで迷った時は、使い方で考えるのが一番です。
『普段は1〜2人、たまに家族4人』なら、Aクラスの後部座席で困ることは少ないはずです。
『毎週末5人で遠出する』なら、Bクラスや背の高いSUVのGLA・GLBも比べてみましょう。同じ前輪駆動の土台を使う兄弟車なので、乗った時の感覚を比べやすいんです。
後ろに座る人で考える目安
誰が後ろに乗るかで、見るべきところは変わります。
小さな子どもなら、広さよりもチャイルドシートの付けやすさと乗せ降ろしのしやすさが大事です。
中学生以上や大人なら、頭の上と足元の余裕が一番効いてきます。
ご年配の家族なら、乗り降りで頭を下げる動きと、座面から立ち上がりやすいかを見ておくと安心です。
結論から言うと、「誰がどのくらいの時間乗るか」を決めてから展示車に行くと、迷う時間がぐっと減りますよ!
兄弟車の違いはベンツAクラスとCLA・GLA・GLBの違い、内装全体の質感はベンツAクラスの内装を解説で詳しく見ています。ナビ画面や後ろの席から使える操作はMBUX・ナビの使い方にまとめました。

総額や値引きの考え方は、トップ記事のベンツAクラスの値引き相場と限界額が参考になります。
よくある質問
ベンツA180の後部座席に大人2人は座れますか?
座れます。ホイールベース2,730mm(公式MP202701)でコンパクトカーとしては前後に余裕があるほうです。背の高い方は頭の上が近く感じることがあるので、実車で座ってみてください。
後部座席に3人乗るのはきついですか?
全幅1,800mmのコンパクトカーなので、大人3人だと肩が近くなります。近い距離なら座れますが、長い時間はおすすめしにくいです。
後部座席の乗り心地は硬いですか?
Urban Starsはローワードコンフォートサスペンションと18インチタイヤが標準で、段差のショックは伝わりやすいほうです。後ろの席は後輪に近いので、前の席より揺れを感じやすい場所です。
AクラスとBクラスでは、後部座席はどちらが広いですか?
Bクラスは背の高いボディなので、頭の上の余裕はBクラスのほうがあります。価格はB 180 Urban Starsが5,750,000円(公式・2026年9月29日時点)です。
まとめ
- 現行Aクラスはホイールベース2,730mm・全高1,420mm・5名乗車(公式MP202701)
- 大人4人の近距離なら十分。気になりやすいのは頭の上と乗り降り
- 後ろの真ん中の席は短い移動向き
- 18インチとローワードコンフォートサスペンションで段差の突き上げは伝わりやすい
- 後席シートベルトインジケーターとウインドウバッグは全車標準





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