ベンツAクラスのリセールバリュー|グレード・色・年式でどれだけ違うか

駐車場に停まる白いベンツAクラス

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ベンツAクラスを買う前に『何年か乗ったら、いくらで売れるんだろう』と気になりますよね。輸入車は値下がりが早いと聞くと、なおさら不安になると思います。

結論から言うと、Aクラスのリセールは「年式(改良の前か後か)」と「装備の中身」で差がつきやすい車です。色やグレードの差は、そのあとについてきます。

この記事では、どこで差がつくのかを表で並べ、買う時と売る時にできることをお伝えしますね。

目次

ベンツAクラスのリセールは高い?低い?

『ベンツだから高く売れるはず』と思っている方も多いはずです。ただ、実際の値動きはそこまで単純ではありません。

先に結論

Aクラスは国産の人気車ほど値持ちが強い車ではありません。一般に輸入コンパクトは、3年で新車価格の半分前後、5年で3〜4割前後が目安と言われます。時期・地域・状態で大きく変わるので、あくまで考え方の目安です。

値下がりが早めに見える理由は、主に3つあります。

  • 新車価格が年々上がっていて、古い年式との差が開いている
  • 正規販売店の保証(メルセデス・ケア)が3年で切れる
  • 中古で探す人は「輸入車を手頃に」が目的なので、高い個体は売れにくい

例えば、2018年10月の発表時のA 180は322万円でした。いまのA 180 Urban Starsは525万円です(2026年9月29日時点の公式プライスリスト・MP202701)。

同じ「A 180」でも、新車の値段が200万円以上違うんです。中古の値段も、この新車価格の差を引きずります。

もう一つ、中古で探す人の予算感も効いてきます。『ベンツに手頃な値段で乗りたい』という人が多いので、高すぎる個体は比べられて選ばれにくいんです。

時期A 180の新車価格A 200 dの新車価格出典
2018年10月(W177発表)3,220,000円ー公式リリース
2023年2月(改良)4,980,000円5,580,000円公式リリース
2025年6月(Urban Stars追加)5,150,000円5,880,000円公式リリース
2025年12月頃(MP202602)5,190,000円5,920,000円公式プライスリスト
2026年6月頃〜(MP202701・現行)5,250,000円5,980,000円公式プライスリスト

『だったら、新しい年式ほど損が大きいの?』と思いますよね。金額で見ると、そうなりやすいです。

ただ、新しい年式は装備が厚いので、売る時の評価も高めに出やすくなります。2025年6月以降のUrban Starsは、装備が厚くなりました。それまで有償だったAMGラインパッケージなどが、最初から付いているんです。

ここが大事なところです。リセールは「何%残るか」より、「最初にいくら払って、最後にいくら戻るか」の差額で見てみてください。

例えば、仮に525万円の車が3年後に半分の価値になったとすると、残りは約262万円です。差額の約262万円を36か月で割ると、1か月あたり約7.3万円の値下がりになります。

これはあくまで仮の計算です。とはいえ、こうして月割りにしてみると、車を持つ費用のなかで値下がりが一番大きいことが分かりますよね。

年式で見ると、どこで値段が変わる?

Aクラスの値段は、改良のタイミングで段差がつきやすいです。車検証の年式だけでなく、どの改良のあとかを見ておきましょう。

ベンツAクラスの年式ごとの改良とリセールの段差を示した図解
区切り主な変化売る時に見られやすい点
W176(2013〜2018年)3代目。2015年11月にマイナーチェンジ年数がたち、状態と整備記録が中心
W177前期(2018年10月〜)4代目。MBUXを初搭載走行距離とオプションの有無
W177改良後(2023年2月〜)内外装の刷新、アダプティブハイビームアシスト全車標準前期より新しく見える顔つき
A 180の型式変更(2023年11月頃〜)5AA-177084に。WLTC燃費が15.3から16.8km/Lへ(goo-net)燃費の良さ
安全装備の名称変更(2024年3月頃〜)ドライビングアシスタンスパッケージへ装備名で年式が分かる
Urban Stars(2025年6月〜)AMGライン等を標準化装備の厚さ

例えば、2022年式と2023年式は1年しか違いません。でも見た目が変わっているので、中古で探す人は「改良後かどうか」で選びがちです。

売る側から見ると、改良直前の年式は少し不利になりやすいんです。逆に、改良後の初期の年式は「新しい顔なのに手頃」と見られて、探す人が増えやすくなります。

『自分の車はどっちだろう?』と思ったら、車検証の初度登録年月と型式を見てみてください。A 180なら、型式が5AA-177084かどうかでも見分けられます。

世代の見分け方

W176とW177は型式で分かれます。年式の詳しい見分け方はAクラスの歴代モデル一覧にまとめています。

W176以前はどう見られる?

W176は発売から10年以上たった個体も多い世代です。値段そのものより、整備されてきたかどうかで評価が分かれます。

7速のデュアルクラッチの変速ショックや、電装系の警告灯が話題になることがある世代です。記録簿が残っていると、査定でも説明しやすくなります。

グレードでリセールはどれだけ違う?

『A 180とA 200 d、売る時に得なのはどっち?』という疑問はよく聞きます。結論から言うと、差額を左右するのは「新車で払った額」の違いです。

モデル(MP202701)新車価格燃料駆動売る時の見られ方
A 180 Urban Stars5,250,000円ハイオクFF台数が多く、比べられやすい
A 200 d Urban Stars5,980,000円軽油FF長距離派に探されやすい
Mercedes-AMG A 35 4MATIC7,940,000円ハイオク4WD走りが好きな層に絞られる
Mercedes-AMG A 45 S 4MATIC+9,690,000円ハイオク4WD台数が少なく、状態で大きく差がつく

A 180は中古の台数が一番多いグレードです。比べる相手が多い分、状態と装備の差がそのまま値段に出ます。

A 180はハイオク仕様で、自動車税は年30,500円です。維持費が抑えやすいので、中古で探す人の入り口になりやすいグレードでもあります。

2018〜2019年の初期には、A 180とA 180 Styleの2本立てでした。同じA 180でも、どちらだったかで装備が違うので、売る時は車検証や注文書でグレード名を確かめておきましょう。

A 200 dはディーゼルなので、長い距離を走る人に探されやすいです。ただ、新車価格が73万円高い分、売値が高くても差額で見ると大きな差にならないこともあります。

AMGの2台は、欲しい人がはっきりしている車です。整備記録や改造の有無で、評価の幅が広くなりやすいんです。

A 35は306PS、A 45 Sは421PSと、走りを楽しむための車です。サーキット走行の跡やタイヤ・ブレーキの減り方まで見られることがあるので、交換記録は残しておきましょう。

売る時に評価されやすい装備
  • ナビゲーションパッケージ(A 180のオプション・376,000円)
  • アドバンスドパッケージ(360°カメラ、パノラミックスライディングルーフなど・475,000円)
  • 2025年6月以前の車ならAMGラインパッケージの有無
  • 純正の18インチAMGアルミが付いているか

ただ、付けたオプションの値段がそのまま上乗せされるわけではありません。『付けた分だけ戻る』とは考えず、「付いていないと売りにくい装備」を押さえる感覚で十分です。

グレードの中身はAクラスのグレード・ラインナップ一覧で比べられます。

色でリセールは変わる?

色の話は気になりますよね。結論から言うと、色の差はゼロではないものの、年式や走行距離ほど大きくはありません。

現行の色は、次の4色です(公式Data Information・MP202701)。

ボディカラー塗装新車時の費用中古での見られ方
ポーラーホワイトソリッド無償好き嫌いが分かれにくい
コスモスブラックメタリック116,000円(A 45 Sは無償)人気だが傷が目立ちやすい
マウンテングレーメタリック116,000円(A 45 Sは無償)落ち着いた色で選ばれやすい
ハイテックシルバーメタリック116,000円(A 45 Sは無償)傷が目立ちにくい

白・黒・グレー・シルバーは、中古で探す人の候補に入りやすい色です。だからこそ、どれを選んでも極端な差はつきにくいと考えておきましょう。

『有償色の11.6万円は売る時に戻ってくる?』と聞かれることがあります。戻る額は時期と車の状態しだいで、払った額がそのまま戻るとは言えません。

ローズゴールドのような過去の色は、今はもう新車で選べません。欲しい人が見つかれば評価されることもありますが、買い手が限られる分、店によって見方が分かれやすいです。

色ごとの選び方はAクラスの色の一覧と人気色で詳しく書いています。黒の傷の目立ち方はAクラスの黒は後悔する?をどうぞ。

走行距離と状態はどこまで響く?

年式の次に効くのが、走行距離と内外装の状態です。ここは自分の乗り方で守れる部分なんです。

走行距離の目安

よく言われる目安は「1年で1万km」です。これより大きく多いと評価が下がりやすく、少ないと有利に見られやすくなります。

項目評価が上がりやすい評価が下がりやすい
走行距離年1万km以下年1.5万kmを大きく超える
整備記録正規販売店の記録簿がそろう記録が途中で切れている
内装本革シートの擦れが少ないタバコやペットのにおい
外装小傷のみ修復歴あり
改造純正部品を保管純正に戻せない改造

例えばホイールを社外品に替えたなら、純正ホイールを捨てずに取っておくのが大事です。売る時に純正に戻せるかどうかで、印象が変わります。

内装も見られるところです。本革シートは乗り降りで運転席の外側が擦れやすいので、たまに保湿しておくと見た目を保ちやすくなります。

もう一つ、スペアキーと取扱説明書、記録簿はそろえておきましょう。『そんなもので変わるの?』と思うかもしれません。

ただ、付属品の欠けは査定でマイナスの説明材料にされやすいんです。特にスマートキーは作り直すと手間も費用もかかるので、2本そろっているかを見ておきたいところです。

気をつけたいこと

警告灯が点いたままの状態で査定に出すと、修理費を大きめに見込まれることがあります。「冷却水を点検してください」などの表示は、売る前に原因を確かめておくと安心です。

いつ、どこで売るとリセールで得しやすい?

『結局、何年で手放すのが一番いいの?』という方も多いはずです。答えは人によりますが、目安になる区切りはあります。

売り時の区切り
  1. 新車から3年(メルセデス・ケアの3年間が終わる前)
  2. 最初の車検の前(車検費用をかける前に比べる)
  3. 次の改良やモデル切り替えが報じられた時
  4. 走行距離が5万km・10万kmの大台に乗る前

新車で買った方なら、まず3年目を意識しておきましょう。3年目は、無償の保証とメンテナンスが終わる時期です。延長の「保証プラス」に入っていない場合、ここから先は修理費を自分で負担することになります。

車検の前も比べどきです。車検費用を払ってすぐ売ると、その費用は査定に上乗せされにくいからです。

とはいえ、売り時だけを狙って乗り方を我慢する必要はありません。「乗りたい期間」と「区切りの時期」が近いなら、その区切りに合わせる。それくらいの考え方で十分なんです。

もう一つは新型の情報です。Aクラスは本国では2028年まで生産が続くと報じられていますが、日本での販売終了は発表されていません。後継の話が出ると相場が動くことがあるので、ニュースは追っておきましょう。

詳しくはAクラスは生産終了でなくなる?で書いています。

ベンツAクラス買いたいドットコム

ベンツAクラスの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、ベンツAクラスの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

今の車にいくら付くかは、1社だけでは分かりにくいものです。何社かの査定額を並べて、差がどれくらいあるかを見てみてください。

下取りと買取、どちらで売るのがいい?

売り先は大きく分けて、新車を買う正規販売店での下取りと、買取店への売却の2つです。どちらにも良さがあるんですよね。

売り先良いところ気をつけたいところ
正規販売店の下取り乗り換えの手続きが一度で済む値引きと下取りが混ざり、実際の評価が見えにくい
買取店(1社)下取りより高く出ることがある1社だけでは高いか安いか判断しにくい
買取店(複数社を比べる)店ごとの差が見える連絡のやりとりが増える

『下取りのほうが楽だし、それでいいかな』と考える方もいます。それも一つの選び方です。

ただ、下取り額と新車の値引きを一緒に出されると、どちらで得をしたのか分かりにくくなります。先に買取の相場を知っておくと、下取りの提示が妥当かどうかを判断しやすくなりますよ。

例えば、こんなやりとりになることがあります。

「下取りは○○万円で、値引きと合わせてこの金額です」
「買取だとこれくらいの評価が出ているんですが、下取りはもう少し上がりませんか?」

こうして比べる材料があるだけで、話し合いの進み方が変わるんです。

買取店に出す時も、1社目の金額だけで決めないのがコツです。Aクラスは台数が多い車なので、店によって在庫の事情が違います。

『いま白のA 180が足りない』という店もあれば、『ディーゼルを探しているお客さんがいる』という店もあります。同じ車でも、店の事情で評価が変わることがあるんですよね。年式・走行距離ごとの相場の考え方はAクラスの買取相場で詳しく見られます。

リセールを考えるなら、どう買うのがいい?

売る時の話は、実は買う時から始まっています。最後にいくら戻るかは、買い方でも変わるんです。

買い方の選択リセールの面での考え方
新車で買う値下がり幅は大きいが、装備と保証の記録がそろう
認定中古車で買う最初の大きな値下がりを避けやすい
一般の中古車で買う価格は抑えやすいが、整備記録の確認が大事
残クレで買う最初から残価が決まっている。条件超えの精算に注意
買い方ごとのリセールの考え方を比べた図解

『じゃあ中古で買えば損しないの?』と思いますよね。中古は値下がり幅が小さく済みやすい反面、保証の範囲や整備の状態で差が出ます。

残価設定型のローンは、あらかじめ数年後の価値を決めて組むプランです。リセールの心配を先に固定できる一方、走行距離や傷の条件に気をつけたい買い方です。

新車で買う場合は、最初の1〜3年の値下がりが一番大きくなります。その代わり、メルセデス・ケアの3年間は一般保証修理や定期メンテナンスが無償なので、そのあいだの出費は読みやすいです。

どれが正解というより、何年乗るつもりかで向き不向きが変わります。3年で乗り換えるなら新車や残クレ、長く乗るなら状態の良い中古も候補に入れてみてください。

詳しい総支払額の比べ方はAクラスの残クレは損か得かで計算しています。新車の値引きの考え方はAクラスの値引き相場と交渉の順番をどうぞ。

リセールを守りやすい選び方
  • 改良後の年式を選ぶ
  • 白・黒・グレー・シルバーから選ぶ
  • 記録簿を残し、純正部品を保管する
下がりやすくなる選び方
  • 純正に戻せない改造をする
  • 整備記録を残さない
  • 走行距離が大きく増えるまで乗り続ける

よくある質問

ベンツAクラスのリセールバリューは国産車より低いですか?

一般に、輸入コンパクトは国産の人気車より値下がりが早めと言われます。ただ年式・状態・時期で大きく変わるので、実際の金額は査定で確かめるのが確実です。

A 180とA 200 dはどちらがリセールで有利ですか?

売値はA 200 dが高めに出やすいものの、新車価格も73万円高いです。差額で見ると、大きな差にならないこともあります。

有償色の116,000円は売る時に戻りますか?

払った額がそのまま戻るとは言えません。白・黒・グレー・シルバーはどれも中古で探されやすい色なので、好みで選んで問題ありません。

何年で売るのが得ですか?

区切りになりやすいのは、メルセデス・ケアが終わる3年目と最初の車検の前です。走行距離の大台に乗る前も比べどきです。

セダンのリセールはどうですか?

Aクラス セダンは新車の販売が終わっています(2025年5月のFinal Editionが最終モデル)。中古の値段は台数と状態で動くので、ハッチバックと同じく査定で比べてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • Aクラスのリセールは、改良の前か後か(年式)と装備で差がつきやすい
  • 新車価格は2018年の322万円から現行525万円まで上がっていて、年式による差が大きい
  • 色の差は小さめ。白・黒・グレー・シルバーはどれも探されやすい
  • 売り時の区切りは3年目、最初の車検の前、走行距離の大台の前
ベンツAクラス買いたいドットコム

ベンツAクラス買いたいドットコム 編集部

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