ベンツAクラスの内装を解説|グレード別の質感差と選び方

ベンツAクラスの運転席とダッシュボードの内装

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ベンツAクラスの写真で、横長の2枚の画面と丸い吹き出し口が並ぶ運転席を見て『これがこの価格帯で付くの?』と驚いた方も多いはずです。

結論から言うと、現行のA 180とA 200 dはUrban Starsになってから、本革シートやAMGラインが標準になりました。内装の質感はグレードで大きく変わらず、差が出るのは電動シートや音響、AMGの専用装備です。

この記事では、モデルごとの内装の違いを表で比べ、中古で年式が違う時にどこを見ればいいかまで解説します。

目次

ベンツAクラスの内装はどんな雰囲気?

先に結論

現行Aクラス(MP202701)の内装は、ダッシュボードの上に並ぶ2枚の画面と、タービンのような丸い吹き出し口が特徴です。A 180とA 200 dのUrban Starsは本革シート・スポーツシート・アルミニウムのインテリアトリムが標準なので、どちらを選んでも見た目の質感はほぼ同じです。

運転席に座ると、メーターとナビの画面が1枚のパネルのように横に並んでいるのが目に入ります。

メルセデス・ベンツ公式では、真ん中の画面が10.25インチのメディアディスプレイ、運転席の前がデジタルコックピットディスプレイです。

従来のアナログのメーターではないので、表示する内容を好みで切り替えられるんです。

ナビや音声操作の「MBUX」の使い方は、MBUX・ナビの使い方で詳しく紹介しています。

コンパクトでも「高級感があるか」は気になりますよね

『小さいベンツだから内装は安っぽいのでは』と心配する声もあります。

実際には、ステアリングはナッパレザーの本革巻きスポーツステアリングで、シートも本革です(A 180/A 200 d Urban Stars・公式MP202701)。

ただ、ドアの下側や足元まわりには樹脂のパーツもあります。Cクラス以上と比べると、手の触れにくい部分の素材感には差を感じることも。

上の車格との違いはベンツAクラスとCクラスの違いで比べています。

座った時の目線は低め

もう1つ、乗り込んだ時に感じるのが目線の低さです。

全高は1,420mm(現行A 180/A 200 d・公式MP202701)で、背の高いSUVやミニバンから乗り換えると、地面が近く感じるはずです。

スポーツシートは体の横をしっかり支える形なので、カーブでも体がずれにくいんです。その分、乗り降りの時はシートの横の盛り上がりに足が当たりやすいことも。

例えば、毎日の買い物で何度も乗り降りする方は、試乗の時に乗り降りを何回か繰り返してみてください。

『座った感じは良かったけど、乗り降りが思ったより大変だった』という声は、低い車ではよく聞かれます。

「ナイトパッケージ」と「AMGライン」は内装にも関係する?

Urban Starsで標準になったナイトパッケージとAMGラインは、主に見た目をスポーティーにする装備です。

外から見える部分の印象が大きく変わりますが、ステアリングやシートの雰囲気も合わせてスポーティーにまとめられています。

『AMGラインって、AMGの車になるの?』と思う方もいますよね。

AMGラインはあくまで見た目の仕様で、エンジンや4MATICはAMG A 35/A 45 Sとは別物です。名前の違いはベンツAクラスのAMGライン・アーバンスターズ・ナイトパッケージの違いで詳しく見ています。

グレード別に内装を比べると?

『結局、どのモデルを選ぶと内装がどう変わるの?』ここが一番知りたいところですよね。

現行のラインアップは4モデルです。内装に関わる装備を、公式Data Information(MP202701)の内容で並べました。

内装の項目A 180 Urban StarsA 200 d Urban Stars
シート本革のスポーツシート本革のスポーツシート
メモリー付パワーシート(運転席・助手席)ナビゲーションパッケージ標準
前席シートヒーター標準標準
ステアリングナッパレザーの本革巻スポーツステアリング同左
インテリアトリムアルミニウムアルミニウム
アドバンスドサウンドシステムナビゲーションパッケージ標準
ナイトパッケージ・AMGライン標準標準

AMGの2モデルは、内装まわりで次の装備が公式資料に挙がっています。

内装の項目AMG A 35 4MATICAMG A 45 S 4MATIC+
シート素材レザーARTICO/MICROCUT(アドバンスドパッケージで本革)本革
ステアリングAMGパフォーマンスステアリングAMGパフォーマンスステアリング

4モデルの価格は2026年9月29日時点の公式プライスリスト(MP202701)、メーカー希望小売価格・消費税込で、A 180 Urban Stars 5,250,000円、A 200 d Urban Stars 5,980,000円、AMG A 35 4MATIC 7,940,000円、AMG A 45 S 4MATIC+ 9,690,000円です。

ベンツAクラスのグレード別の内装装備の違いをまとめた図解

A 180とA 200 dの差は「電動シートと音」

A 180とA 200 dは、見た目の内装はほぼ同じです。

違いが出るのは、A 200 dに標準のメモリー付パワーシートとアドバンスドサウンドシステムです。A 180ではナビゲーションパッケージ(376,000円・税込)を選ぶと付きます。

例えばこんな場面で差を感じます。

「夫婦で運転するから、乗るたびにシートを合わせ直すのが面倒」

「メモリー付なら、ボタン1つで自分の位置に戻せますよ」

運転する人が1人なら、手動の調整でも困ることは少ないはずです。

AMGは「走るための内装」

AMG A 35とA 45 Sは、ステアリングがAMGパフォーマンスステアリングになります。A 35は標準の内装だと赤いシートベルトが付くのも特徴です。

A 35の標準はレザーARTICO/MICROCUTという合成皮革とマイクロファイバーの組み合わせで、本革にしたい時はアドバンスドパッケージ(A 35は662,000円・税込)を選びます。

A 45 Sは本革シートとBurmesterサラウンドサウンドシステムが標準で、メタリック塗装も無償です。走りだけでなく、内装の装備も一番そろっているモデルなんです。

AMGの違いはメルセデスAMG A35・A45の違いで詳しく見ています。

内装の色は何色から選べる?

内装の色は、ボディカラーほど選択肢がありません。

公式MP202701では、A 180とA 200 dは本革のブラックか、レッドペッパー/ブラックの2種類です。

モデル内装の色
A 180/A 200 d Urban Stars本革 ブラック、本革 レッドペッパー/ブラック
AMG A 35 4MATICレザーARTICO/MICROCUT ブラック(アドバンスドパッケージ時は本革 ブラック/レッドペッパー/ブラック)
AMG A 45 S 4MATIC+本革 ブラック、本革 レッドペッパー/ブラック

『黒の内装は暗くて圧迫感がないかな』と気になる方もいますよね。

Urban StarsはナイトパッケージとAMGラインが標準なので、全体として引き締まったスポーティーな雰囲気です。明るい内装が好みなら、レッドペッパーの差し色で印象がかなり変わります。

補足

ボディカラーは現行4色(ポーラーホワイト/コスモスブラック/マウンテングレー/ハイテックシルバー)です。外装と内装の組み合わせはベンツAクラスの色は何色ある?で確かめてみてください。

毎日使う装備で満足度が変わるところ

内装の満足度は、素材だけでなく毎日触る装備で決まることも多いんです!

A 180とA 200 dのUrban Starsに標準で付く、日常で役に立つ装備を挙げておきます(公式MP202701)。

現行Urban Starsで標準の主な快適装備
  • 前席シートヒーター
  • ワイヤレスチャージング(スマホの置くだけ充電)
  • キーレスゴー(キーを持っていれば乗り降りとエンジン始動ができる)
  • 10.25インチメディアディスプレイとデジタルコックピットディスプレイ
  • テレビ機能とETC車載器
  • プライバシーガラス

冬の朝のシートヒーターは、一度使うと手放せないという声をよく聞きます。

ワイヤレスチャージングがあると、短い移動でもスマホを置いておくだけで充電できて便利です。小物の置き場所やUSBの使い方はベンツAクラスの収納・コンソール・スマホホルダーにまとめました。

オプションで内装の印象が変わるもの

内装の雰囲気を大きく変えたいなら、アドバンスドパッケージのパノラミックスライディングルーフです。

頭の上がガラスになるので、車内がぐっと明るくなります。単独なら209,000円、アドバンスドパッケージ(A 180/A 200 dは475,000円・税込)にも含まれます。

ただ、パノラミックスライディングルーフを付けると、A 180の車両重量は1,420kgから1,450kgになります(公式MP202701)。WLTC燃費の数字は変わりませんが、JC08モードでは18.5km/Lから18.3km/Lに下がります。

オプション全体の選び方はベンツAクラスのオプションは何を付ける?で解説しています。

後部座席や荷室の使い勝手は?

内装を見る時、前席だけでなく後ろの席も気になりますよね。

Aクラスは全長4,440mm、ホイールベース2,730mm(現行A 180/A 200 d・公式MP202701)のコンパクトなハッチバックです。大人4人が近距離を移動するには十分ですが、後部座席でゆったり長距離というタイプの車ではありません。

項目A 180A 200 d
全長4,440mm4,440mm
全高1,420mm1,420mm
ホイールベース2,730mm2,730mm
荷室容量(VDA)350〜1,190L345〜1,185L
乗車定員5名5名

出典:メルセデス・ベンツ公式 Data Information(MP202701)。

後ろの席の広さと座り心地はベンツAクラスの後部座席の広さと座り心地で、背もたれを倒した時の使い方やチャイルドシートはベンツAクラスのシートアレンジとチャイルドシートで詳しく見ています。

中古で見落としやすいこと

年式で寸法が違います。2023年2月の改良前(〜2022年)は全長4,420mm、2023年〜2025年前半は全長4,430mm・全高1,440mmとされています。中古車を比べる時は、年式ごとの数字で見てみてください。

中古で年式が違う時、内装はどこが違う?

『中古の方が安いけど、内装は古く見えない?』と迷う方も多いはずです。

W177は2018年10月の登場から、2023年2月の改良(マイナーチェンジ)で内装が新しくなりました。公式リリースでは、内外装の刷新と最新世代のナビが挙げられています。

時期内装まわりの主な変化
2018年10月〜(W177登場)MBUX(メルセデス・ベンツ初搭載)、横長の2枚の画面
2023年2月〜(改良後)内外装を刷新、最新世代ナビ、A 200 dにMBUX ARナビとアドバンスドサウンドシステムを標準
2025年6月〜(Urban Stars)AMGラインパッケージとAMGレザーエクスクルーシブパッケージを標準化

出典:メルセデス・ベンツ日本 公式リリース(2018年10月18日、2023年2月27日、2025年6月26日)。

ここが大事なところです。

Urban Stars以前のモデルは、本革シートやAMGラインがオプションだった時期があります。同じ年式でも内装の仕様が1台ずつ違うので、中古車は「年式」と「付いていたオプション」をセットで見る必要があるんです。

中古車の内装で確かめたいこと
  • 装備表で本革シートかどうかを見る
  • シートの横の擦れや、ステアリングのテカリを見る
  • 画面の表示が古いナビの世代かどうかを見る
  • 天井やルーフのガラスまわりに水の跡がないかを見る

W177の歴史はベンツAクラス現行W177の特徴、中古の選び方はベンツAクラスの中古車の選び方で解説しています。

ベンツAクラスの年式による内装の変化を時系列で示した図解

内装を基準にすると、どれを選ぶ?

ここまで見ると、選び方はシンプルです!

A 180 Urban Starsで十分な人
  • 本革シートとAMGラインがあれば満足
  • 運転するのはほぼ自分だけ
  • 音響にはそこまでこだわらない
A 200 dやナビ付きを考えたい人
  • 家族とシート位置を共有したい
  • 音楽をいい音で聴きたい
  • 渋滞での自動再発進も欲しい

A 180にナビゲーションパッケージを付けると5,626,000円で、A 200 dの5,980,000円との差は354,000円です(公式MP202701・税込)。

内装の装備だけで比べるなら、この差額をどう見るかで決まります。

迷った時は、展示車や試乗車で次の3つを試してみてください。

展示車で内装を確かめる順番
  1. 運転席に座り、シートとステアリングの位置を自分に合わせる
  2. メディアディスプレイを触って、文字の大きさや操作の反応を見る
  3. 後ろの席にも座り、頭の上と足元の余裕を確かめる

家族で乗る予定があるなら、一緒に行って座ってもらうのが一番です。

写真やカタログでは分からない「座った時の感じ」は、数分座るだけでかなりつかめますよ。燃料が軽油になることや維持費の違いまで含めて考えるなら、ベンツAクラスのグレード・ラインナップ一覧も見てみてください。

安全装備の違いはベンツAクラスの安全装備で、日差し対策やフロアマットはベンツAクラスのサンシェード・カーテン・フロアマットの選び方でまとめています。

総額の考え方と値引き交渉の順番は、トップ記事のベンツAクラスの値引き相場と限界額が参考になります。

よくある質問

A 180とA 200 dで内装の見た目は違いますか?

現行のUrban Starsでは、本革シート・スポーツシート・アルミニウムのインテリアトリムが両方に標準なので、見た目はほぼ同じです。差はメモリー付パワーシートとアドバンスドサウンドシステムで、A 200 dは標準、A 180はナビゲーションパッケージで付きます。

内装の色はベージュや茶色も選べますか?

現行(MP202701)のA 180/A 200 dは、本革のブラックとレッドペッパー/ブラックの2種類です。ほかの色は過去のモデルや中古車で探すことになります。

AMG A 35は本革シートですか?

標準はレザーARTICO/MICROCUTです。アドバンスドパッケージ(662,000円・税込)を選ぶと本革シートになります。

中古のAクラスで内装が新しいのはいつからですか?

W177は2023年2月の改良で内外装が新しくなりました。それ以前の年式とは画面の世代などが違います。

まとめ

この記事の要点
  • 現行のA 180とA 200 dは、本革シートやAMGラインが標準で見た目の質感はほぼ同じ
  • 差はメモリー付パワーシートと音響。A 180はナビゲーションパッケージ(376,000円)で付く
  • AMG A 35はレザーARTICO/MICROCUT、A 45 Sは本革とBurmesterが標準
  • 内装の色はブラックかレッドペッパー/ブラック
  • 中古は2023年2月の改良とUrban Stars(2025年6月)を境に仕様が違う
ベンツAクラス買いたいドットコム

ベンツAクラス買いたいドットコム 編集部

ベンツAクラスの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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